山田 恵里 選手 メッセージ
Q1_MESSAGE~山田 恵里 選手~

私はスタートは野球だったんです。2人の兄が野球チームに入っていたんですけど、その試合を観に行ったときにやってみたいなと思ってはじめました。それで、あんまり覚えていないのですが、はじめから少しは打てたんじゃないかなと思います(笑)。それで、うれしくなって楽しくなって、なんでも中途半端じゃなくて、最後までやり通したかったし、中学校まで男子にまじって、野球を続けていました。
ソフトボールに転向したのは、高校のとき。フィールドもちいさいし、ボールも大きいし、簡単に打てると思ってました。けど、ぜんぜん打てなかった…(笑)。野球にはもちろん、ライズボールなんてないし、まったく対応ができなかったですね。それで、できないままで終わりたくないので、たくさん練習して練習して、気づいたらソフトボールを好きになっていたんだと思います。

Q2_MESSAGE~山田 恵里 選手~
MESSAGE~山田 恵里 選手~1

やっぱり、ソフトボールは団体競技。そして、野球よりもスピーディーなので、ものすごくチームワークだったり、協調性だったりが大事なんです。
だからこそ言い方を変えると、誰かのミスをカバーできる競技。ソフトボールを通じて、自分のためじゃなくて、ひとのためになにかをすることの大切さに気づくことができました。まわりのみんながいるから、今まで結果が出せてきたんだなぁって。自分の気持ちはもちろん、みんなの気持ちも大事にすること。ソフトボールをしていなかったら、自分勝手な人間になっていたかも(笑)。
あと、ひとのありがたさだけじゃなくって、道具とかモノにも感謝できるようになる。そんなふうにいろんなことに感謝の気持ちを持つことで、人間としての幅ができていくんじゃないかなって感じています。

Q3_MESSAGE~山田 恵里 選手~
MESSAGE~山田 恵里 選手~2

楽しいって感じるときは、一番は練習の成果を試合で出せたときなんです。そしてそれは自分だけのことじゃなくて。練習では、もちろん、いろんな選手がそれぞれの課題に向き合っている姿を見ます。それで、それぞれの選手の成果が試合で発揮されたとき、自分のことのようにうれしいです!
練習とかチームメイトとのコミュニケーションとか、過程がないと結果がでません。そして、その過程の中では楽しいとかうれしいとか思っている暇なんてないので、いつも楽しさやうれしさはあとからやってきます。だから、一生懸命に練習できるし、ずっと続けていくことができる。
そして、プレイを通じて応援してくれる人たちとか、いろんな人が笑顔になってくれるのもモチベーションになります。自分やチームが頑張ることで、ソフトボールをめぐる人たちに気持ちいい影響が広がっていくんです。

Q4_MESSAGE~山田 恵里 選手~
MESSAGE~山田 恵里 選手~3

ソフトボールは自分の人生そのもの。ソフトボールと出会っていなかったら今の自分はないし、私はソフトボールでしか、ひとになにかを伝えることができないと思っています。
そして反対に、たとえば北京オリンピックのときのように、数少ないチャンスをものにしてチームプレイで試合の流れを呼び込んだり、みんなの想いが実ったりしたとき、感動が伝わってくる。自分といろんなひとの気持ちをソフトボールがつなげてくれることこそが「Softball Heart」なんじゃないかな。
そういう想いやソフトボールから学んだこと、競技のおもしろさを、そのまま次の世代に伝えていきたいなって思っています。そのためにグラウンドでは、チームプレイを大事にして本気で試合に臨む姿をみてほしいし、そういう試合をどんどんしていきたいですね。