ヨガで回復した体

アメリカから帰国したばかりの伊藤ゆりさんは、ヨガインストラクターとして多方面で活躍している。また、およそ半年前に出産した新米ママでもある。今は仕事柄もありかなりスポーティーな印象だが、実は運動が得意な方ではなかったという。「この仕事をしているのが不思議なくらいなんです。体育の授業も好きではなかったし。ただ、水泳とかマラソンとか努力でなんとかなるものについてはがんばるのがけっこう好きみたいで。チャレンジして一つずつ自分のものにしていく、その過程が好きなのかもしれません」。そんな伊藤さんがヨガに出会ったのは、二十代の頃。当時ウェディングプランナーとして働いていたが、仕事が楽しく働き過ぎて体調を崩し、人とも会えない状態になってしまったという。その時に知人にすすめられたヨガを試してみたところ、身体的にも精神的にも回復することができたという。「リラックスできたのか食欲も出たし、外にも行きたくなったんですね。実感した気持ちを大切にして、体にも心にも良いヨガを伝えて行きたいなと思ったのがインストラクターになったきっかけです」。

ランとヨガとの融合

インストラクターとしてヨガを教え始めたある時、マラソンのイベントでランナーにヨガを教えて欲しいという依頼が舞い込んだ。「当時はランニングはしていなかったのですが、ランナーに教えるのであれば自分が走らないと、とウエアもシューズも買うところから始めました。最初は5km走るのもきつかった」。でもそのヨガとランのイベントが好評だったこともあり、もう少し走ってみたいとランニングを始めたという。「やっぱり走ってみて単純に気持ちよかったんですね。ヨガとの親和性もすごく感じて自然とまたやりたいって思えたんです」。それから普段も走るようになり、ハーフマラソン、フルマラソン、60kmマラソンにも出たという。「大会で完走したときの達成感が癖になってしまいました。それに、走り始めてだんだん自分の呼吸音しか聞こえなくなってくる時間がヨガの瞑想と近くて、考え事を一回オフにできるんです。自分に立ち返れる大事な時間だと思います」。

ランとヨガでバランスよく整える

伊藤さんが教えるヨガとランのクラスは、だいたいランニングの前に30分ほどヨガをしてから5kmほどを楽しく走るというもの。「ランの効果をヨガが上げてくれる部分もすごくあります。準備運動としてのヨガはいろいろな部位の筋肉を温めたり呼吸を深くするために固まっているところを緩めたりできます。ランの後にクールダウンとしてヨガをやるのもすごくいいんですよ。生徒さんたちもいつもより走りやすいって言ってくれています」。ふだん走らない人ほどおすすめだという。「ヨガは静かにエネルギーを内側に入れていくのに対して、ランはエネルギーを外側へ発散してリフレッシュするという感じ。だから動と静でバランスが取れている感じがします」。ヨガとランの組み合わせは好評で、伊藤さんのスタイルの一つになってきている。

ウエアもシューズもおしゃれに

ファッションが好きだという伊藤さんは、ランニングはロングスパッツスタイルが多いという。「ウエアを選んだりするのも楽しいし、シューズもいろいろなメーカーのものを試しています」。今日は毎日のランニングに適しているミズノ ウエーブライダー21を履いている。「走っていて足に安定感があり、かつ軽やかな履き心地でした。足が甲高幅広なので、シューズもサイドがぐっと締まるのが好きなんですけどこれはまさにそのタイプ。ちなみにラン用の靴下もミズノのものをずっと愛用しています。靴下も土踏まずへの圧がすごく気持ち良いんですよ。色使いも思いっきり派手な蛍光イエローとパープルがウエアの差し色になりかっこよく履けますね。お気に入りのサングラスのパープルともリンクしていていい感じです」。

ボストンでの暮らし

ご主人の仕事の都合でおよそ2年間くらしていたアメリカのボストン。そこではボランティアでヨガを教えたり、ヨガスタジオで講師のアシスタントをしていたという伊藤さん。「そのスタジオには私の母ぐらいの年齢のシニアティーチャーがいて、生徒も高校生からおじいちゃんおばあちゃんまでいましたね。みんな自分のペースで通っていて、そういう空気に触れられたのもいい経験でした」。また、出産後の復帰はボストンマラソンの2日前に行われる5kmマラソンだったそうだ。伊藤さんがこれからチャレンジしたいものに「ストローラーラン」というのがある。これは赤ちゃんをバギーに乗せて一緒に走るというもの。「ボストンではそのスタイルでお母さんが公園を走っている光景をよく見かけました。お父さんでもストローラーランしている方もいました。産後の子育ての気分転換にもなって時間の使い方も効率的ですし、出産で運動をストップしている方も多いと思うので、安全性や赤ちゃんの適正にも配慮してできたらと思います」。

人としての理想に向け再出発

帰国してすでにヨガの講師ももうはじめているという伊藤さん。ボストンでも300時間のトレーニングを受けたという。「ヨガは常に自分が練習者でいないといいものを伝えられないと考えているので、常にアップデートすることを心がけていて定期的にトレーニングを受けるようにしています」。とチャレンジ精神は常に持ち続けている伊藤さん。さまざまな経験を今後に活かしたいと話す。「ボストンの暮らしでは多様性がある中でお互いを尊重しながら生きていく素晴らしさを肌で感じました。そしてその違いをわかり合う時に自分の軸というのがとても大切だと思っています。そのためにもやっぱりヨガやランは私にとっては必要なもの。母として、女性として、インストラクターとしての自分らしさはまだ確立できていませんが、家族の笑顔、生徒さんの笑顔、をつくることができたらいいなと思っています」。

ウエーブライダー21

本体価格 ¥12,900+税

レディース
イエロー×ホワイト×パープル 22.0cm – 26.0cm ※着用モデル
それ以外にメンズ、レディースそれぞれバリエーションがあります。
http://www.mizunoshop.net/f/dsg-641835

【撮影協力】
AIRBUGGYエアバギー
GMPインターナショナル:0120-178-363

コートヤードHIROO

SHINGO SUZUKI

YOGA INSTRUCTOR
YURI ITO

ヨガインストラクター講師歴7年。プロップスを使い個々に合ったヨガを行うアイアンガーヨガと、呼吸と動きを合わせたヴィンヤサヨガの練習を生かし、その2つの良さを合わせ正しく体を使う心地よいヨガ伝える事を大切にしている。2016年夏から2018年5月までのボストン滞在中にPatricia Walden、Nadjyaの元でアイアンガーyogaを学びNatasha Rizopoulosの元で300時間のトレーニングを受講。ハーフマラソン、フルマラソン共に4回完走。100kmマラソンに挑戦予定。
http://www.yuri-lily-yoga.com/