おしゃれもできて走りもできる人になりたい

「私は昔からおしゃれも走るのも好きで、かわいくて速いランナーになりたいってずっと思っているんです」。そう話す福内櫻子さんは、バリバリの陸上選手時代を経て現在はランニングアドバイザーやスポーツモデルとして活躍している。「現役時代から、もっと陸上競技もファッショナブルにしたい、という気持ちは心にずっとあったんですが、勇気が出なかったんです。海外では大きいピアスをつけてピンクのヘアで大会に出場している選手もいるし、そういう人がまた速くてかっこいいんですよね。そういう選手が日本から出てきてもいいんじゃないか、走る人ももっとおしゃれでいいんじゃないか。そういう自由な考え方を発信したいんです」。と熱く語る。福内さん自身も、普段から自分の好きな海外選手のSNSなどを見て参考にしているという。

限界を超えた現役時代

元々小学生の頃からマラソンが早くて、中学から大学までずっと陸上競技をしていた福内さん。「負けず嫌いな性格もあって、高校からすごく伸びてインターハイから全国大会いって、と。大学でもうやめるつもりだったんですが、気づいたらテレビの取材が来たり、世界大会でも優勝(団体)したりと、周りの人の期待もあってやめられない状況になっていました」。当時の目標だったハーフマラソンの世界大会に出場するために、猛烈な練習をしたという。「1週間に277km走ったりしました。1日40から50kmぐらいですね。朝昼晩走って食べて寝てというサイクルを繰り返しました。ただ、自分でそこまでしてしまったのですが、もうきつくて限界でした。そこから自信もなくなって走れなくなってしまったのにメディアには取り上げられることにも違和感を感じていました」。そして、実業団からの誘いも断り、大学卒業とともに陸上競技を引退した。

おしゃれする分結果も出す

「やっぱりおしゃれなランナーがいる方が、その競技も盛り上がると思うんです。この人のヘアスタイルとウエアかわいい!とか。競技自体を知らなくてもそのスタイルで選手を知っているという可能性もありますよね。そういうことが陸上競技に興味を持つ入り口でもいいじゃないですか」。福内さんの現役時代はどうしていたのだろう。「かわいいなと思うスポーツウエアを着た時は自分で写真を撮ってコーディネートを考えたりしていました。それが密かな楽しみだったんです。髪の毛にリボンをつけてみたり、ちょっと眉毛を描いたりまつげをあげたりしていました。でも、周りに何も言われないように結果を出すようにしていました。やっぱりちゃんと練習ができて強くて速くておしゃれなランナーになりたいから、そのためにちゃんと努力できるという自信もありました」。周りにも説得力のある行動を心がけていたという。そして、大学卒業後とあるスポーツメーカーに就職をする。

離れてみて気がついた、自分ができること

大学で陸上を引退した後は走ることからは遠ざかっていたという福内さん。「走っていないとどんどん太るし顔もむくむし、ストレスがたまって。それにスポーツをしていない自分が嫌になってきて楽しくないんです」そして動きたいという気持ちに押され、再び走り始めた福内さん。「やっぱり気持ちいい!と感じて、純粋に走ることを楽しめるようになりました」。そして、働きはじめたスポーツメーカーでスポーツマーケティングの仕事をしていたという福内さん。「スポーツを裏から見るようになりました。今までずっと表にいてスポーツに集中していたから気づかなかった部分をすごく感じました。あれ、これはもっとこうしたら皆に興味を持ってもらえるんじゃないかな、と気がつくことも多くて、じゃあそれを自分で発信したいと思ったんです」。さらに、引退するとき高橋尚子さんが言ってくれた「櫻子ちゃんがメディアに取り上げられることで、あなたを目指して陸上競技やりたいって思っている小学生中学生の子たちがたくさんいる」という言葉も重なった。「あ、私ってこういうことを求められていたんだってわかったんです」。それが、福内さんをファッションとスポーツの架け橋となる活動へと導いた。

大切なのは好きな自分でいられること

ランニングはきつくて汗をかく、というイメージではなく、おしゃれできる楽しい文化にしていきたいという福内さん。「きつい練習のときはお気に入りのウエアを着てテンションをあげたりしていました。お化粧と一緒で、鏡に映る自分の姿がちゃんときれいになっているとそれが自信になるからとても大事だと思います」。今日履いているシューズはミズノのウエーブライダー21。初心者からフルマラソン完走までオールマイティなシューズだ。「軽いのにしっかりクッション性があるので履きやすいです。日本人の幅広の足の形にも合っているし土踏まずにもきちんとフィットしているので疲れにくいと思います。だから筋肉痛で足が疲れている時にも向いています。色もビビットでいいですね」。 福内さんは今後、自分の教室を持ったり、ドレスコードのあるランイベントなどを開催したいという。「好きな自分でいられることがいちばん大切だと思います。おしゃれをして、今は体を動かしてどんどん成長していく自分が好きです。好きなことを合体できたらもっと人生楽しくなるんじゃないかなって思っています。そういう気持ちをもっといろいろな人と共有したいと思っています」。

ウエーブライダー21

本体価格 ¥12,900+税

ウィメンズ
ピンク×ホワイト×ブラック 23.0cm~25.0cm
http://www.mizunoshop.net/f/dsg-623157

【撮影協力】
LYURO東京清澄-THE SHARE HOTELS-
https://www.thesharehotels.com/lyuro/

PITMANS
https://www.herofield.com/bbq/pitmans/

RUNNING ADVISER / MODEL
Sakurako Fukuuchi

大学時代は関東大会にて5,000mと10,000mで連覇達成。ユニバーシアード競技大会にて女子ハーフマラソン7位。フルマラソンタイムは2’54’’00。現在はランニングアドバイザー、モデルとして活動中。