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DISCOVER MIZUNO
02

THE SOLE
TECHNOLOGY

他ブランドのどのテクノロジーとも
異なる唯一無二の機能を開発すべく
幾度ものトライ&エラーを経て遂に完成!

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スポーツシューズの足を包む部分はアッパーといい、地面に接する部分をアウトソールという。ここまではシューズに詳しくない人でも知っているだろう。一方、この二つに挟まれた部分はミッドソールといい、一般的な認知度は前述のアッパー&アウトソールより低いが、運動中の着地時の衝撃を吸収して反発させる重要なパーツであり、スポーツシューズブランドの開発競争において、最も注力される部分のひとつとなっている。ミズノのグローバルフットウェアプロダクト本部 デザイン・開発部 技術開発課に勤務する森田 彰は、「他ブランドにはないミズノにしか作れないミッドソール素材、そして、そのマテリアルをベースにアスリートがその機能性を実際に体感できるテクノロジーを開発したい」と、常々考えていた。

THE SOLE TECHNOLOGY
THE SOLE TECHNOLOGY

技術開発にあたっては、○○○のような機能性、反発性を○○%向上させるといった競合ブランドのベンチマークや目標数値が明確なほうが開発は容易である。しかしながら、そのようにして出来上がったテクノロジーは、衝撃吸収性や反発性が向上していたとしても「あのテクノロジーに似てるね!?」「どこが新しいの?」という評価に終わってしまうことも多い。それだけに各ブランドはオリジナリティを追求すべく日々研究を重ねているわけだが、本当の意味でユーザーに受け入れられ、10年、20年と継続展開されるテクノロジーは、スポーツシューズ業界全体でも片手で足りるほど。そのなかにミズノウエーブも含まれるが、それほど機能性と独自性を両立したテクノロジーの開発は難しい。ミズノのテクノロジー開発ポリシーの根幹は「アスリートを始め、全てのユーザーのパフォーマンスを向上させること」と明確であり、「2年前に他の部署からシューズの部署に異動してきました。異動する前からシューズ向け素材の開発に興味を持っていて、他ブランドのテクノロジーの動向はチェックしていましたが、それに流されるということはなく、アスリートのパフォーマンスを向上させることができ、常識を打ち破るような素材開発、それを体感できるテクノロジー開発を、ただひたすら目指しました」と語る森田は、「MIZUNO ENERZYを開発するにあたって、エナジーリターンを特に追求したことで、従来素材と比較して強度と生産性を高める部分が難しかったですね」と語る。

THE SOLE TECHNOLOGY

幾度ものトライ&エラーからMIZUNO ENERZYは完成するが、その間には「ただ素材を完成させるだけではダメで、素材単体では納得できるレベルの反発性が確保できても、実際にシューズに搭載してみると思ったようなエナジーリターンが体感できなかったりして、素材の開発とシューズの設計の両方が大切であることを何度も思い知らされました」というような苦労も経験したが、遂にMIZUNO ENERZYが完成。柔軟性と高反発という共通した機能性ベネフィットのもとMIZUNO ENERZYには3種類のマテリアルがラインアップされた。

THE SOLE TECHNOLOGY
THE SOLE TECHNOLOGY

MIZUNO ENERZY
従来の素材と比較して柔らかく、エナジーリターンの機能性が向上したミッドソールマテリアルで成形も容易で、EVA(エチレンビニルアセテート)ベースの素材を進化させた。
従来素材(ミズノU4ic)との比較で
反発性 約15%
柔軟性 約17%
が向上。

MIZUNO ENERZY LITE
スピードを求めるランナーのために開発された、従来の素材よりも柔らかく、エナジーリターン、すなわち反発性に優れた素材。MIZUNO ENERZYの3種類のマテリアルにおいて最も軽量で、ナイロンエラストマーをベースとした素材。
従来素材(ミズノU4ic)との比較で
反発性 約35%
柔軟性 約22%
が向上。

MIZUNO ENERZY CORE
3種類の素材の中で最もエナジーリターン、柔軟性に優れたマテリアル。ミッドソール本体ではなく、ミッドソール内部に格納することで使用される。ラバーをベースとしている。
従来素材(ミズノU4ic)との比較で
反発性 約56%
柔軟性 約293%
が向上。

THE MIZUNO ENERZY

THE MIZUNO ENERZY

「今回、MIZUNO ENERZY COREに関しては、ミズノ内部で研究開発が完了しましたが、MIZUNO ENERZY LITEとMIZUNO ENERZYに関しては社外パートナーと共同で開発を進めました。3種類の素材ともエネルギーをしっかりと蓄えるための柔軟性と、それを効率よく提供する反発性。この二つを高次元で融合しています。また、最近では高い反発性を追求するために素材の耐久性を犠牲にしているケースもあったようですが、MIZUNO ENERZYの場合は、3種類の素材とも一般的なランニングシューズの耐久性は確保していますので、日々長距離を練習するランナーにも問題なく使用いただけます」とコメント。

THE SOLE TECHNOLOGY

筆者も3種類の素材を使用したシューズに足を入れたが、そのいずれもが柔軟性と反発性の両方を高いレベルで確保していることを体感することができ、その感触は従来のどのテクノロジーとも異なっていた。MIZUNO ENERZYは、森田が長年目指した「ミズノにしか作れない独自のミッドソール素材をベースにした、アスリートが実際に体感できる」「どのブランドのテクノロジーにも似ていない」テクノロジーといえよう。ちなみに英語のSOLEには「靴底」という意味以外に「唯一」や「たった一つ」という意味もある。まさに森田 彰が目指したTHE SOLE TECHNOLOGYが完成したのである。

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