スポーツの力で社会課題を解決するための新研究開発拠点

グローバル研究開発部
佐藤 夏樹 Natsuki Sato(ミズノ)

新研究開発拠点は変革のチャンス

ミズノは、2022年に、スポーツによる社会イノベーション創出をめざした新研究開発拠点を大阪本社敷地内に設立する予定です。このプロジェクトの中心メンバーである佐藤夏樹は、新研究開発拠点の誕生がミズノの次の100年に向けた動きだといいます。
「新研究開発拠点設立が意味するのは、『会社は未来を見据え、新しいモノやコトを生み出す環境に投資する決断をした』ということ。シューズ開発に携わるひとりの技術者として『大きな決断』と感じると同時に、『この機会を最大限に活かしたい』とも考えました」
佐藤自身、ミズノで働く中でスポーツの力の大きさを実感するにつれ、私たちはもっとできる、運動不足による健康問題などの社会課題をもっと解決できる、そういう挑戦をもっとしたい、という想いが大きくなりました。
「野球や陸上といった競技スポーツに加え、日常生活の中で身体を使って楽しく活動することも立派なスポーツと定義することがとても大切だと考えています。多くのスポーツは最初は遊びから始まり、その遊びが面白くて多くの人がプレーするようになり、競技に発展していったのですから。このようにスポーツの定義を広く捉えれば、ミズノはこれまで以上に社会貢献と企業活動を強く結びつけることができる企業になれると考えています」
新しい『製品・サービス・事業』を開発するために、新研究開発拠点は、 『測る・創る・試す』 を高速で繰り返す空間、『オープンで化学反応が生まれる』空間になることをめざします。
「社長も『こんな機会はそうない。社員全員が自分や会社の未来を自分ごととして考える機会にしてほしい』と話しておられます。真に社会に貢献する企業となるために、私たち自身も会社も変革するチャンスだと考えています」

社会に貢献し、社会を変えるミズノを創
造する場に

「現在は、社員の意見や想いをプロジェクトに反映させるために、全社員アンケートをはじめ、部署を横断したメンバーによるワークショップ、ワーキンググループ活動などに取り組んでいます。これらを通じて感じるのは、社内にある変化や変革に対する熱い想いや期待、そしてエネルギーの大きさです。全社員アンケートでは当初想定の8倍以上の回答が集まり、ワーキンググループ活動では公募制にもかかわらず多くの社員が本来の業務の傍ら自主的に参画しています」
さらにリーンスタートアップや社内外のコラボレーションといった、ものづくりのプロセスや研究開発部門の人事制度などについても研究中だそう。
「100年以上スポーツと真剣に向き合い、画期的な機能や製品を生み出してきたミズノなら、もっと社会に貢献できるはずです。だからこそ新研究開発拠点は、全社員や様々な協力先、ユーザーと共に、次の100年を明るくする新しい製品・サービス・事業をつくる場にしたい。そのために新組織も発足させ、主体的に改革や取り組みを進めていきます」
新研究開発拠点は、部門を超えた化学反応が起こりやすい空間にしたい、とも。
「トップ選手のパフォーマンスを向上させることに加え、子どもや高齢者のクオリティ・オブ・ライフ(QOL)を向上させる新たな製品やサービス、事業も創造したい。このチャンスを活かし、新しいスポーツ、新しいミズノをつくっていきます」