陸上で磨いた“精神力”で、熊本をもっと元気にしたい
2017ミス・ユニバース・ジャパン熊本代表
野口 真未 Mami Noguchi
2017ミス・ユニバース・ジャパン熊本代表の野口真未さん。高校や大学では走幅跳や三段跳の選手として陸上部に所属し、高校の時には全国大会にも出場しました。現在は熊本大学法学部で学ぶ野口さんがミス・ユニバースの大会に出場したきっかけは、2016年に発生した熊本地震でした。
「避難所生活やボランティア活動を通して、全国の皆さんからの応援を肌で感じて感謝すると同時に、私も何か私にできることからはじめようと思いました。ミス・ユニバースに応募したのは、ミスとして熊本が復興に向けて歩みだす姿や熊本の魅力を情報発信することで、熊本をもっと元気にしたい、熊本に貢献したいという想いがあったからです」
実際に熊本代表への選出後、ブログを含め情報発信する機会が一気に増えたといいます。
「ずっと、被災した現地や復興に向けてがんばる人々のもとに足を運び、自分で話を聞いて書くことを大切にしています。でも始めた当初は、簡単には傷ついた心を開いてもらえず、話を聞けないこともあって…。あの時はもどかしい気持ちでいっぱいでした」
伝えたいのに話してもらえないという、辛さを味わいながらも、何度も現場に足を運ぶといった努力を重ねることで、話を聞いてもらえるようになっていったそう。
「諦めずに粘り強く努力することは、陸上を通して身についたもの。家族や友人、さらにはミス・ユニバースとしての活動を応援してくださる方々への“感謝の気持ち”が大きな原動力になりました」