子どもたちの笑顔を力に、教育でベトナムの未来を明るくする

アジアグローバルセールスマネジャー森井征五Seigo Morii

子どもたちの満面の笑顔に成功を確信

ミズノはベトナム社会主義共和国の教育訓練省とともに、ミズノが開発した子ども向け運動遊びプログラム『ミズノヘキサスロン運動プログラム』をベトナムの初等義務教育に導入する取り組みを進めています。このプロジェクトの先頭に立つのは、アジアビジネスを担当する森井征五。
「5年ほど前、縁あってベトナムで教育訓練省の大臣にお会いし、小学校の体育の授業を見学させていただいたんです。そこで見たのは、笑顔ひとつなく楽しくなさそうに授業を受ける子どもたちの姿でした」
その姿に衝撃を受けつつも、同時にビジネスの可能性を感じた森井。しかし、ビジネスの実現には、教育行政のトップから現場の先生まで賛同いただくという高い壁が立ちはだかります。
「私の好きな言葉に『男子は生涯一事を成せば足る』があります。私はベトナムの子どもたちにミズノヘキサスロン運動プログラムを届けることを、自分のビジネスマン人生の『一事』にしたい。この気持ちがある限り、どんな壁でも乗り越えられます」
実は、森井には成功の確信があります。その源泉は『子どもたちの笑顔』。
「最初のトライアル授業で、ベトナムの子どもたちが満面の笑顔で楽しんでくれたんです。あの心底楽しそうな笑顔を見た瞬間『これは行ける!』と」

今は“休まないこと”がパワーの源泉に

ベトナム政府との交渉は、日本国内とはビジネスの進め方も慣習も異なり、想定通りには進みません。森井はその先頭に立ち続けるためにも、ミズノヘキサスロン運動プログラム導入が決まるまでは休まないと誓ったそう。
「決して休まないのが良いわけじゃありません。今の私には、24時間365日、ベトナムのことを忘れない“常在戦場”の気持ちがちょうど良いバランスなだけ。だから『導入実現』の勝ち名乗りを受けたら少し休もうと思います」
休日には約500名いるベトナムの政権指導者や国会議員の名簿を眺めながら、各人の考え方や主張を研究しているといいます。これは、交渉の場でのコミュニケーションをスムーズにするための準備の一環なのだそう。
「私は流暢に英語を話すことができません。しかし、相手の立場や考え方を理解するために虚心坦懐に耳を傾け、真正面から真摯に向き合えば、不思議とコミュニケーションがスムーズになるんですよ」
今後のミッションはふたつある、と森井。
「ひとつめは、ベトナムにいる720万人の小学生たちに、ミズノヘキサスロン運動プログラムを通じてスポーツをする楽しさや喜びをお届けし続けること。ふたつめは、ミズノの持続可能なビジネスとして成立させること。この両方を実現するために、感謝の気持ちと謙虚な姿勢を忘れず、そしてベトナムの子どもたちへの愛情を胸に邁進します」

REACH BEYOND ITEM

奥田精一郎さんからの手紙

■ 大切な商談時の『お守り』

ベトナムでの商談時は、常に奥田精一郎氏からいただいた直筆の手紙を懐に忍ばせているそう。奥田氏は、多くの世界的スイマーを輩出するイトマンスイミングスクールの元名誉会長で、森井さんがイトマンの営業担当だった20歳代の頃からお世話になっている方。“常在戦場”や“人生後半に強くなれ”などの言葉を授けていただいたそうです。