満足できない気持ちがあるから、新たな壁に立ち向かえる

モデル・女優
松井 愛莉 Airi Matsui

『負けず嫌い精神』で、不安の壁を乗り
越える

ファッション雑誌などでのモデル業、テレビや映画での女優業など、マルチな才能を発揮する松井愛莉さん。2020年には映画「癒しのこころみ ~自分を好きになる方法~」で映画初主演するなど、ますます活躍の場を広げていますが、芸能活動を始めてから壁を感じない日はないといいます。
「仕事の現場に向かう途中は毎回不安の壁が立ちはだかっています。実は不安症なんです。特に女優のお仕事って、演技に正解がない。役を演じるにあたって『これで大丈夫かな』と考えながら演じています」
そんな不安の壁を乗り越えさせる力の源は、『負けず嫌い精神』なのだとか。
「例えば、テンションが高い役って本来の自分とは正反対。演じるのも大変なんですが、監督の『まだダメ!もっとテンション上げろ!』の指示には、自分に負けている気がして『絶対に負けないぞ!』と心の中で叫びながら必死で食らいついて(笑)。そう、私、負けず嫌いなんです。しかも自分に負けるのが一番腹がたつんです」
もちろん負けないように、事前の準備は入念に。でも準備通りにはいかないことも。
「その時は準備していたことをスパッ!と切り捨ててゼロベースで集中(笑)。これをためらうと、頭がパンクしちゃうので」
思い通りにいかなくても、瞬時に心技体を集中させて表現する松井さん。その原動力は何なのでしょう。
「女優の仕事はもちろんモデルの仕事でも、まだ全然自分に満足できてない。でも『満足したら、自分はもうそれで終わり』という気持ちもあって。極端だけど、満足できない気持ちがあるからがんばれているのかも」

やりたいことに一直線で向かえるよう、
自分の内面を整理する

モデルでも女優でも『自分以外の人』を表現するからこそ、オフの時間が欠かせないとか。
「自宅の扉を入った瞬間、『ハアァ~!』って気が抜けるようにオフモードになります。バチッ!と切り替わりますよ、オンとオフは。自宅にひとりでぼ~っとしている一日が、実は大好き。録りためたテレビを観たり、自分が好きなものだけを食べたり、そんな時間がすごく幸せ」
「ずっとオンだと絶対パンクしちゃいます」と語る松井さんのストレス発散法は、激辛料理を食べること。
「ストレスが溜まってくると、激辛料理を無性に食べたくなるんです。そんなタイミングでオフの日が巡ってくると、ひとりで店に行って激辛料理を味わうんですよ。ストレスをデトックスする感じ(笑)」
これからの目標は、まず自分の内面を整理できる人間になることだといいます。
「もう人に甘えられない年齢になってきました。だからこそもっと自分を強く持って、やりたいことを明確にしたり、自分に必要ないものを削ぎ落としたり、自分の内面にあるものの仕分けをきちんとできる人になりたい。そして『やりたいことはこれだっ!』って気持ちになった時、最短距離で走れるように準備をしておきたいですね」

REACH BEYOND ITEM

夢や目標に向かって努力する姿、素敵です

「夢や目標があるって素敵なこと」と語る松井さん。やりたいことがなかなか見つからず、思い悩む日々を経験しているからこそ、ミズノのイメージキャラクターとしてがんばる人たちを応援したい、と。「応援するの、大好きなんです。夢や目標に向かって、日々精一杯取り組めるよう応援します」と松井さん。自身もスポーツジムで自分の限界と向き合っているそう。「毎回『ムリ!ムリ!ムリ!』って叫んでます(笑)」