INTERVIEW原動力インタビュー

不調を脱出し、インターハイ優勝をもたらした原動力は、コーチのひと言

競泳

坂井 聖人(SEIKO)

コーチが『インターハイで優勝させてやるから、とにかく続けてみろ』と言ってくださって…。このひと言に心が動かされ、水泳に集中しようと覚悟を決めました。

2016年のリオでの男子200mバタフライで銀メダルを獲得した坂井聖人選手。本人は「壁はあまり感じないタイプですね」と言いつつも、まだ若かりし高校2年生の頃にスランプに陥ったことがあるそうです。

「いくら練習しても、調整してもタイムが出ない時期がありました。全然勝ちきれなくて…。当時の自分はまだ未熟で泳ぐことに面白さを見いだせず、『自分はなぜ泳いでいるのか?』に答えを見いだすことができなかったんです。泳がされてタイムを出す、そんなイメージの取り組み方でした。そんな甘い考え方だったこともあり『これまでと同じ練習をしているのにタイムが出ない』と思い込んで悩んでいました」

でも実際は違いました。練習開始30分前に来てストレッチをしてから陸上トレーニングしていたのに、ストレッチをしなくなっていたのです。

「確かに練習はまったく同じ内容でしたが、練習前の取り組みが違っていた。コーチに指摘されて初めて気付くほど、気持ちが入っていませんでした」

高校2年当時は、友人が取り組む別のスポーツに憧れたこともあり、本気で水泳を止めることも考えたとか。

「でも、そんな自分を我慢強く指導してくれていたコーチが『インターハイで優勝させてやるから、とにかく高校3年までは続けてみろ』と言ってくださって…。このひと言に心が動かされ、水泳に集中しようと覚悟を決めました。そして実際に高校3年の時にインターハイで再び優勝できた。この経験が、大学に進学してさらに水泳に取り組む気持ちを芽生えさせ、リオにもつながったと思います」

以来、練習前のアップや練習後のダウンの時は、より丁寧に身体を動かすようになった坂井選手。結果的にケガも減り、練習でのパフォーマンスも向上したという。
そんな坂井選手の“最終目標”は2020年ではなく、水泳の面白さ、難しさを教えてくれた郷土への想いがあふれるものでした。

「自分の最終目標は、2021年に地元・福岡で開催される世界選手権です。ここで絶対に金メダルを獲りたいですね。今からそれをイメージトレーニングしています」

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