小さい頃から“カラダを動かすことが大好き”な井上さんは、ジムや出張トレーニングなどで活躍されているパーソナルトレーナー。日々どのようなお仕事や活動をされているのかを伺った。
「マシーンや器具を使わず、自分の体重を感じながら筋トレする自体重トレーニングをメインに、ストレッチなどを組み込んだトレーニング全般を指導させて頂いています。顧客の方の割合は女性6:男性4くらいですかね。ジムで教えたり、顧客の方が住むマンションに伺い、併設するジムで出張トレーニングを行うなど、パーソナルでカラダを変えていくお手伝いをしています。まずストレッチから始めてその方の姿勢を見て、どこをトレーニングすべきか、調子が悪い原因はなにかなどを見極めてから、個々にメニューを考えます。股関節を伸ばして全身の筋肉を緩めていくと、動きやすくなり徐々に力が入りやすいカラダの状態に。“眠っている筋肉を動かしてあげる”のが僕のトレーニングの基本形。ゴルフも一緒で、ラウンド前にしっかりとストレッチすることをオススメします!ギリギリまで寝て、車で移動してすぐにラウンドをするとカラダが動かないし、スコアも出ないですよね? 1時間ほど早く起きてストレッチをしてからラウンドすると、カラダが驚くほど動くので、スコアアップを目指すなら必ずルーティンにして欲しいですね。僕だったらジムでストレッチしてから、ラウンドに出発したいくらい。プロのスポーツ選手って脳と筋肉が一致するので、思い通りの動きができる。だからゴルフも脳と筋肉を一致させられれば、毎回同じ動きができるしブレないんです。そのためには、イメージ通りに動かせる柔軟な筋肉やカラダを作っておくのが必要不可欠。ゴルフって腰に負担がかかるし、首が回らないのにカラダが動く違和感の動きの連続なので、怪我のリスクが大きいスポーツ。だからこそ、カラダの柔軟性を上げて、いろんな違和感のある動きに追いつく筋量をつけておく、前段階の準備が大事だと思います。トレーニングをしていなくても最低限の動きはこなせるゴルフはできるけれど、ある程度のレベルまでしか出せないはず。きちんとしなやかなカラダを作れば、飛距離も出るし、いいスコアに繋がりますよ」