A. ご質問ありがとうございます!
気分の波を偶然性に任せていると、「ここぞ」という場面で力を発揮できないですもんね。
1. 味方の守備の乱れで、自分の心も乱れてしまう
2. 打てないと気分が乗らない
僕ら大人も思い通りに物事が進まないと、イライラしてしまうものですよね。
松井秀喜さんも
「自分にコントロールできないことは、いっさい考えない。考えても仕方ないことだから。 自分にできることだけに集中するだけです」と、コメントを残していたように、どちらのご質問も、自分の力で「変えられること」と「変えられないこと」を整理し、自分の力で変えられることに力を注ぐことが、実力を発揮するポイントです。
特に、「味方選手のプレー」も「結果」も直接的にコントロールすることはできません。
ゴールデングラブを受賞する選手でもミスはしますし、どんなに素晴らしいバッティングをしても、相手選手のスーパープレイでアウトになってしまうこともあります。
ですので、自分の力で変えられることである「いま」と「自分」に集中することが大切です。
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感情をコントロールするために、もう1つのオススメ方法は「スイッチ」を作ることです。
「悔しい!」「何やってんだよ!」そんな抑えきれないほどの感情を抱えたとき、その感情を抱えたままでは、どんどんプレーが悪くなり、負の連鎖反応が起こってしまいます。
ですので、そうした「乱れている心の状態」から「理想の心の状態」へと切り替えるスイッチをあらかじめ準備しておきましょう。
野球選手ですから、グローブの中や帽子の鍔の裏の部分に、「スイッチ」となる言葉を書き込んでおくのも良いかもしれません。
ある選手は「気持ち」、ある選手は「家族」という文字を刺繍し、ことあるごとに感情のスイッチを理想の状態へと切り替えています。
「どんな言葉がいつもの自分に戻してくれるだろう?」
その言葉の力を借りて、仲間がミスをした時や思うようにプレーできないときに、帽子の鍔の裏を眺めて、自分にできることに集中するスイッチを押しましょう。
◎ポイント
・自分の力で変えられることに集中する
・理想の心の状態にしてくれる言葉を用意する
・心が乱れたときは、その言葉を見る
ちなみに、ミズノ大阪本社の1F展示スペースでは、有名選手のグローブに刺繍されている言葉を実際に見ることができますよ!