やってみよう、メンタルトレーニング! ~やる気の持続編~

今年も残り1週間となりました。みなさんは2015年を振り返ってどうですか?

満足な1年を過ごせた人は何か目標を達成することが出来たのではないでしょうか。目標を達成するためにはやる気を持続させなければいけないわけですが、それがなかなか難しいですよね。

1週間後の新年には『今年の目標』などを発表し合うご家庭もあるのではないでしょうか?みなさんが満足のいく1年を過ごしていただけるために、今回は下記の質問に藤代メンタルコーチに答えていただきました。お子様のみならず、ご自身のことにも当てはめて参考にしてみて下さい。

Q. 子どものやる気を持続させるには?

A. 子どもたちには一度やると決めたことは、しっかりと向き合ってほしいですし、やる気を持続してほしい、そう思うのが大人の常かもしれませんね。
目指す姿がはっきりすると、行動が頭の中で自然と思い浮かび、やる気も継続することができます。

やる気には2つの種類があります。
1つ目は、外側からのきっかけで起こるやる気。
2つ目は、内側から沸き起こるやる気です。

「試合に勝ったらご褒美あげるよ」

「得点を決めたら、ご馳走を食べに行こう」

「テストで100点取ったら、本を買ってあげる」

こうした、外側からのきっかけによりやる気を高めることの良いところは、一気にモチベーションが上がるところです。さっきまでは俯いてやる気をなくしていたはずなのに、この一言でやる気が出ることもあります。
けれど、その反面、やる気が続きにくいのが特徴で、試合やテストが終わってしまったら、選手たちはやる気をなくしてしまいます。

では、やる気を継続するためにはどうしたらいいのでしょう?
継続する1つのヒントは、内側からのやる気を引き出してあげることです。

そのために、子どもたち選手自身が、「どんな自分になりたいのか?」の答えである目標を定めた上で、その先にある「考え」を見つめてみることが効果的です。

ある日、小学5年生の女の子から、
「私は選抜チームに入りたいのだけれど、どうしたらいいですか?」
という相談を受けました。自分なりに考えてはみるものの、地域の選抜チームには選ばれず、モヤモヤとした気持ちを毎日を抱えているのだそうです。

そこで、質問をしてみました。
「どうして選抜チームに入りたいの?」
「うーん、やっぱり大好きなサッカーを他の人ともやりたいし、それに、お父さんやお母さんにもっと見に来て欲しいから。」
そこまで言うと彼女の表情はパッと明るくなりました。

「私は走るのが得意だけれど、ディフェンスは苦手だから、走る良いところはもっと伸ばして、ディフェンスの練習もします。」
どうして、その自分になりたいのかをイメージすることで、自然とやりたい行動が見つかったようです。

目標の先にある考えを見つめ、目指す姿が明確になると、どうしたらいいか、いま必要な行動は何か、ということが自然と思い浮かび、やる気も長続きします。

「なぜ、その目標を達成したいの?」

そう問いかけることで、目標の先にある、目的が見えてきます。目的を明確にすることで選手のやる気を長続きさせるきっかけになります。

◎ポイント
・内側から沸き起こるやる気を引き出すことが継続につながる
・子ども自身が「どんな自分になりたいか?」を考える時間をつくる
・「なぜ、その目標を達成したいの?」で目的を見つめる

回答 メンタルコーチ 藤代圭一氏


みなさんから藤代メンタルコーチに聞いてみたいことはありませんか?指導者の方でも選手でも親御さんでも結構です。「○○なときはどうすればいい?」など質問をお待ちしてます。

前回の記事
https://www.mizuno.jp/contents/zone/column/2015/1125.aspx
みなさんは“ここ一番!”でマイナスなイメージが頭をよぎることありませんか?

誰しも、スポーツのみならず学校のテストとかでもありますよね?ウインタースポーツはトップシーズン到来、受験生にとってはこれからが追い込みです。自分の心の弱さを払拭するメンタルトレーニングについて。

~藤代圭一氏プロフィール~

スポーツメンタルコーチ/しつもんメンタルトレーニング代表

http://shimt.jp

日本メンタルヘルス協会基礎心理カウンセラー

全国のクラブチーム、部活動に伺い、1人でも多くの選手がその人らしく輝くために、心理面・チームづくりをサポート。
・全日本女子フットサル選手権 準優勝
・U-15 全国女子サッカー大会 全国ベスト4
・U-15 全国女子フットサル大会 全国優勝(2連覇)
・全国高等学校総合大会出場(インターハイ/サッカー)
・U-15 野球イギリス代表選手