ランニング時に何気なく音楽を聴くのにはワケがあった!

音楽の力ってやっぱりすごい!

スマートフォンをはじめ携帯音楽プレイヤーが身近なものとなった現代、音楽を聴きながら運動している人も少なくないはず。でもそれって何のため? 気分を高めるため? 音楽を聴きながら運動する本当のワケは、それだけではありません。さまざまな研究から、音楽を聴きながら運動することで身体能力が実際に向上するという事実が判明しているそうです。

脳科学が明かす"音楽が効く"メカニズムとは

マサチューセッツ総合病院のある博士は、音楽を聴くことによって身体能力が向上する理由として、脳の複数の部位が活性化されることを挙げています。音楽を楽しんでいる時、実は脳の聴覚を司る部分(一次聴覚野)だけでなく、運動を司る部分(運動皮質)なども活性化されているというのです。 好きな音楽のテンポに合わせて体が自然に動いてしまう経験、皆さんも心当たりありますよね。

運動中の音楽は"一石二鳥"

米・ハンプデン=シドニー大学の研究者たちは、音楽を聴きながら運動する場合とそうでない場合とで、パフォーマンスに差がでるかを実験しました。12人の男性を対象としたこの実験では、自転車を10分間運転し、"音楽あり"と"音楽なし"それぞれの場合における走行距離や運動量などを測定したそうです。(米国での実験例です。日本では2013年11月現在、公道でイヤフォンを付けながら自転車運転をすることを禁止している地域もあります。) 結果、音楽を聴きながら自転車に乗っていた時のほうが平均して11%も長い距離を走行したにも関わらず、エネルギーの消耗は音楽を聴かずに自転車をこいでいた時よりも少なかったという驚きの事実が。パフォーマンスを向上させると同時に省エネも実現する、一石二鳥の結果になったのです。

オススメの曲はズバリ......?

音楽の力を 最大限に活用するには、気持ちを高めて体を自然に運動へと向かわせてくれるアップテンポの曲がオススメ。自分の好きなアーティストからアップテンポの曲をピックアップしてみましょう。歌詞にもこだわって、走りはじめには気分を徐々に高められる曲、中盤以降の疲れて挫けそうになった時には、心の支えとなりそうなものをチョイスするのがおすすめ。自分だけの"ランニング用プレイリスト"を作ったり、それをランニング仲間と聴き比べたりするのもいいかもしれませんね。

ただし、公道において大音量で音楽を聴きながらのランニングは危険です。周囲の音も聴こえるように、十分注意してくださいね。

写真:Thinkstock/Getty Images

参照元
Don't Forget Your iPod: Music Enhances a Run | Boston

Why listening to music is the key to good health | Mail Online