セルフモニタリングノートを書く時の2つのポイント

トップアスリートのなかには、日々の練習や試合について記すノートを持っている選手がいます。練習の内容、試合であったこと、さらには戦術やフォーメーション図など、こと細かに書きとめ、自分だけのノートをつくっていきます。トップアスリートといえどこのような地道な努力の積み重ねが、本番の試合での成功に結びついているのです。

これは、考えながら継続的にノートに書くことによって「セルフモニタリング(自己観察)」をするためです。自身のパフォーマンスをみずから管理し、見返すことができるため、過去の反省、以前は意識していなかった課題、修正すべき点など、時間が経っても忘れることなく冷静に振り返ることができるようになります。

ビジネスパーソンのみなさんもこれにならって、仕事に関する「セルフモニタリングノート」をつくってみましょう。

つくる時の一つ目のポイントは、まず毎日目標を立て、1日の終わりに目標の達成度を記すようにします。たとえば「商談で値上げの交渉を成功させる」と設定して、5段階で評価。そこに一言「理解を得られた」「難色を示された」などとつけ加えるとなお良いでしょう。もう一つのポイントは、行った業務内容とその出来を書いた上で、それぞれの業務をしていた時の心境も記しておき、その因果関係をあとで振り返られるようにします。このように毎日継続的に書きとめることで、セルフマネジメント力を上げ、最高のパフォーマンスが発揮できるようにしましょう。

記入例
8/26(月) ...○○社へプレゼン<値上げ交渉の成功>
4/5点 (理解を得られた)
<準備>自社、競合だけでなく、マーケット全体のデータを準備していたから隙なく意欲的に進められた。
<本番>社内メンバーによる事前リハーサルで、段取りや想定問答を入念に考えていたので、最後まで落ち着いて説明ができ、先方キーマンの理解を得られた。

写真:Thinkstock/Getty Images