METs(メッツ)とex(エクササイズ)を理解して、今度こそダイエットを成功させよう!

薄着になる機会も増え、夏を前にダイエットを意識する人も増えているのではないでしょうか。効率的なダイエットを考えるうえで、定期的に減量を行っているスポーツの代表としてはボクシングが挙げられます。とはいえ、ロードワークやスパーリングなどハードなトレーニング内容や食事制限は、一般の人が簡単には真似できません。注目したいのは、試合前のボクサーがトレーニングや食事の前後に習慣的に体重計に乗るなど、生活や運動によるカロリー消費と体重の増減を意識的に捉えるという考え方です。

まずダイエットの大前提として、食事による摂取カロリー量を生活や運動による消費カロリー量が上回らなければ、なかなか成功しません。減量の上手な選手は、睡眠や食事、各トレーニングと体重の増減の相関を体感的に把握していると言われます。ここで活用したいのが、厚生労働省が2006年に示した日常生活やスポーツなどの身体活動の強さを表す「METs(メッツ)」と、それに時間(h)をかけた身体活動の量を表す「EX(エクササイズ)」を使って消費カロリーを把握する方法です。「METs(メッツ)」とは、座って安静にしている状態を基準の1METsとして、その何倍に相当するかで細かく設定されています(たとえば、ジョギングは7倍の7 METs、クロールやバタフライなどの水泳は11倍の11METsに相当。詳しくは、厚生労働省『身体活動・運動の単位』をご覧ください。

ももちろん、通勤で歩いて往復しデスクワークするビジネスマンが一日生活するだけで、ある程度のMETsはありますが、ガイドラインによれば、日常生活で消費するカロリーに平均して3~4EX分をプラスする必要があるとのこと。たとえば、日常で1時間のジョギングを体重60kgの男性が行った場合の消費カロリーは、7METs×1h×60kg×1.05(定数)で220.5kcalと求められます。このMETsと消費カロリーの関係を理解することで、運動の消費カロリー(kcal)が簡単に求められるので、いつも「結構走ったから一食分のカロリーは消費したかも」と漠然と運動している人もダイエット成功のために、直近1週間など期間を決めて、日常の活動やトレーニング内容を意識的に振り返ってみましょう!

写真:Thinkstock/Getty Images