中核温を制すれば、パフォーマンスはまだまだ伸びる!

野球のナイターや早朝にスタートするフルマラソンなど、スポーツにはさまざまな開始時間があります。アスリートのパフォーマンスが最も高まる時間帯はいつ頃なのでしょうか。それを考える上で、普段我々が測定する表面体温と異なり、脳や臓器の働きを保つため高く安定した体温である「中核温」の変動がカギを握っていると考えられています。自分の「中核温」を知り、最高のパフォーマンスが発揮できる"タイムゾーン"を上手に利用する方法をご紹介します。

人間は睡眠と覚醒を約24時間周期で繰り返しますが、一日の間に起床や食事によってホルモン分泌などの機能に微妙な変化があります。それにともなって中核温も就寝時・起床時の低いレベルから高いレベルまで一日に約1度の幅で変動しています。海外での研究によると、ピークを迎える午後4~6時頃が、筋肉が弛援し代謝反応や神経の伝達速度が早まるため、最も良いパフォーマンスを表す結果が得られたそうです。

この考え方は日常生活にも活かすことができます。ビジネスでは、午前中は事務仕事にあて、大切な打ち合わせやプレゼンを夕方に設定すれば、より高いパフォーマンスを発揮できるはずです。また、平日は仕事で難しくても、土日だけはジムでのトレーニングやジョギングの開始時間を、たとえば夕食前の17時と一定にすることで、より効果が望めます。自分自身でコントロールできない「中核温」ですが、意識的に行動をコントロールして"タイムゾーン"を上手く活用しましょう!

写真:Thinkstock/Getty Images