大事な場面で緊張しないために、まずは小さな成功体験を重ねよう!

ゴルフのパッティングのシーンで、熟練ゴルファーが、ある時を境に簡単な短い距離のパッティングを外したり、カップまでのはるか手前へのパットしかできなくなってしまうことがあります。以前は「ショートパット恐怖症」とも呼ばれていましたが、パッティングに限られた問題ではなく、個人によってドライバーショットやアプローチなどの場面でも発生します。

これはイップス(YIPS)と呼ばれ、ゴルフだけでなく、野球の送球やテニスのサーブの場面でもよく見られる症状です。医学的な原因はまだ明らかになっていませんが、過度の緊張から筋肉や関節などの動きが硬直して、本来のパフォーマンスが発揮できなくなる運動障害と言われています。克服する1つの方法としては、ミスが重なった時に違和感がでている動作を「こうしなければ」とアタマで考えずに、たとえば、パッティングの距離を緊張を感じないほど極端に短くして練習するなど、先入観ゼロの状態から少しずつ成功体験を積み重ねることです。

日常のビジネスシーンでも、プレゼンや商談の失敗などが重なると、どうすればよいのかわからなくなってしまうもの。解決するポイントは、まずは同僚など緊張しない相手に対して、気軽な気持ちでデモンストレーションしたり、鏡に映る自分に対してポジティブな言葉を投げかけるなど、とにかく自信をつけることです。その小さな成功の一つひとつが、ビジネスイップスを乗り越える助けになるでしょう!

写真:Thinkstock/Getty Images