集中力を高める「アイコントロール法」をマスターしよう!

アスリートには、観客の話し声やカメラのフラッシュ、時にはヤジなど、競技の妨害となる外部要因が数多くあります。一度気になりだすと緊張の糸が切れてしまい、本来の力が発揮できないことも。

余計な外的情報に影響されない方法の1つとして挙げられるのが、テニス選手がプレー中に自分のラケットに目を落とし、ガットのずれを直す仕草です。これは「アイコントロール法」といわれ、視線をコントロールすることでプレーに集中し、高いレベルでの集中を持続する方法の1つです。意識的に一点を注視することでほかの情報をカットし、ゲームに没頭することができるのです。人間が五感で感知する情報の中で、外的情報として脳に送られている割合は、視覚が約80%、聴覚が約10%といわれ、大部分は目で感知しています。

日常生活でも、集中力が切れると視線が定まらないもの。職場でデスクワークに没頭したい時に、周囲の話し声や人の動きによって作業を妨げられがちな人は、できるだけパソコンを近づけるなど、視界に余計なモノを入れないように作業環境を見直すことが有効です。また、集中力を高めたい時には、たとえば手元のペン先など、あらかじめ視線の置き場所を決めておくと手軽にアイコントロールができて良いでしょう。

写真:Thinkstock/Getty Images