モチベーションのアップにサイキングアップを取り入れてみませんか?

ラグビーやラクロスでは、試合前に円陣を組み、大声をあげてチームの士気を高める場面をよく目にします。また、立合いが勝敗の行方を左右する大相撲の力士も、自分の顔や大腿部を叩いてテンションを上げています。これらは、意識的に緊張を高めて気分を盛り上げる心理的な技術で「サイキングアップ」と呼ばれます。

ストレッチなどがカラダのウォーミングアップと考えると、サイキングアップはココロのウォーミングアップといえる重要なもの。もちろん、過度の緊張状態では力みや焦りにつながり実力を発揮できませんが、緊張が不足した状態でも、気分が乗らずに注意散漫となり、同じように高いパフォーマンスは望めません。そのため、自分なりのサイキングアップの方法で緊張をコントロールして、最適な心理状態で試合に挑むことが必要なのです。

この考え方は、たとえば朝一番の会議など、モチベーションが上がらない時にも応用できます。簡単にできる方法は、リラックスさせるゆっくりとした腹式呼吸とは逆の、ロウソクの火を消すような早くて短い胸式呼吸を繰り返すこと。そうすれば自然に心拍数が上がり、緊張・興奮をつかさどる交感神経の働きも上昇して、意欲が高まった状態で取り組むことができるでしょう。

写真:Thinkstock/Getty Images