最後まで気を抜くな!勝敗を決める「思考の完結」とは?

サッカーにおける2-0という点差がついた有利な場面や、野球で完封試合間近の9回裏など、スポーツのあらゆる場面に落とし穴は存在しています。その落とし穴にはまってしまうと、勝てた試合にあっさりと逆転負けをしてしまうことも。点差が開くなど、試合の途中で余裕が出た際に、つい「この試合もらった!」 と考えてしまいませんか?実は、そういった脳による"思考の完結"が、逆転負けの原因の1つになるのです。

"思考の完結"とは、「自己報酬系神経」の機能が低下することによってパフォーマンスが落ちてしまうことです。具体的にいうと、人の脳は「勝ったぞ!」と考えてしまうと、自己報酬系神経が「このミッションは完了しました」と勝手に判断してしまいます。それによって、脳から神経や細胞に情報を送る機能が弱まるため、考える機能や運動能力も低下して、思いもよらない逆転負けにつながってしまうのです。

この"思考の完結"はスポーツに限らず、仕事のシーンにも影響を与えます。たとえば、会議中に時計を見て「あと30分で会議が終わる」と考えてしまうと、集中力が切れて目の前の仕事が手に付かないといったことはないでしょうか?これを改善するためには、「◯時までに提案する企画を決める」といったように、目標を明確にすること。そうすれば、結論が出ないで終わる会議を減らせるはずです。スポーツでも仕事でも、勝利を手に入れるためにははまず短いスパンで具体的な目標を立てることが大切。途中で"思考の完結"をしないように心がけ、最後までやりぬく"ココロのクセ"をつけましょう!

写真:Thinkstock/Getty Images