2018.08.09.
スポーツの思い出をきれいに残そう!!
三浦大輔さんが聞く、ビデオカメラの上手な撮り方
とあるイベント終了後の控え室にて雑談をしていたところ、三浦さんから思いもよらぬ依頼が。
「三浦さんが野球少年だった頃の画像って残っているんですか?」との何気ない問いかけに、ほとんど残っていない、と回答。わずかに残っている映像も「手振れもあり、何を撮っているのかわからない。画質も良くない」とのこと。「いま野球をやっている子どもたちも、その親も映像で残せると何度も見返すことができ、またプレーの成長の記録としても価値がある」と口調も次第に熱を帯びてきたのです。そして、「野球を支え、選手を支えるミズノには、その親も支えてほしい!」と。
この依頼に応えていただくのは・・・
教えていただいたのは、まず撮影の基本として、カメラの持ち方・構え方、構図のとり方やメリハリのつけ方です。そして、より実践的な撮り方として、ピッチャー編とバッター編と、野球の代表的なシーンに絞って教えていただきました。
ボールを追うな!ボールの行方は引きの画で撮ろう!
ポイントは、まず投げる方向や打つ方向に余白を作ること。そうすることで全体的な圧迫感が解消されます。そして最大のポイントは、ボールの動きをカメラで追わないことです。
例えば、打球につられてカメラを動かしてしまうと、結局ボールを捉えられず何を撮っているかわからなくなってしまいます。打った瞬間にカメラを引いて広い画に切り替えましょう。そうすることで全体的な動きが映せるので、ボールが飛んだ方向や、それぞれの選手の動きが把握できます。打ったバッターがベースに着いたときアップにすれば、表情が捉えられるのでバッターの一連の映像が残せます。
番長も納得の『ビデオカメラの上手な撮り方』をチェックしよう!
今回教えていただいた『ビデオカメラの上手な撮り方』は、こちらの動画にまとめてありますので是非ご覧ください。動画の最後に三浦さんから皆さんへのメッセージも収録されています。
思い出や成長の記録をきれいに、そしてたくさん残すために皆さんも是非実践してみてください!!
【ポイントまとめ】
~基本編~
① 持ち方:ビデオカメラのベルトをしっかり締める
② 構え方:肩幅に足を開き重心を安定させる
③ 構図:打つ、投げる、走る方向に空間(余白)を置く
④ メリハリ:引きの画とアップの画を使い分ける
~実践編~
① 打つ方向、投げる方向に空間(余白)を置く
② 打った瞬間はボールを追わずカメラを引いて広角に
③ バッターがベースに着いたらアップで表情を収める