グラブを手にした後のメンテナンス方法

こんにちは!ミズノ発見隊東京支部大学生隊員のじゅりです!

前回の記事では、クラフトマン・田村さんに「グラブがお客様の手に渡るまで」を伺いました。
今回はその後、「グラブを手にした後のメンテナンス方法」について報告したいと思います!
長い時間をかけて加工された革で丁寧に作られ、田村さんをはじめスタッフの方が念入りにお手入れをして、晴れて我が家に嫁いできたグラブ。
せっかくだから、長く大事に使っていきたい!
田村さんに、グラブのお手入れに関する注意点を聞いてみました。

■グラブのメンテナンスで一番気をつけなくてはいけないことは何?

『ずばり、「オイルを塗り過ぎないこと」です。オイルはグラブのメンテナンスの必需品。
オイル塗りをサボってしまうと、革がカピカピに乾いて破けてしまいます。
定期的にグラブにオイルを塗ることで、
・革の保護
・革をやわらかくする
などの効果を得ることができます。』
そういえば、少年野球をやっていた私の弟が一心不乱にグラブをオイルで磨いていたような。

■それじゃあ、オイルはたくさん塗った方が良いのでは?

『オイルを塗りすぎてしまうと、グラブが必要以上に油を吸ってしまい、重たくなってしまうんですよ。「重い」のが悪いというわけではありませんし、そういうのがお好きなお客様も当然いらっしゃいます。しかし、破けた部分は修復できても、重さだけはクラフトマンの手にかかっても直しようがありません。
ですから、グラブを買われるお客様には「オイル塗りすぎ注意」と念を押しています。』
うーん、それでも野球をする人間にとっては、愛しい愛しい大事な相棒。
ついついオイルを塗ってあげたくなっちゃう気持ちもわかる気がします。

■塗らなすぎ・塗りすぎも良くないとすると、実際どれくらいの頻度でのメンテナンスが理想?

『1~2週間に1回位です。購入後まもない頃、まだグラブが固くて手に馴染んでいない時期は週1回。
グラブを使ううち、手に馴染んできたな~と実感が沸いてきたら10日~2週間に1回、が目安です。
1.まず乾拭きをし、泥などの汚れを落とす
2.グラブを撫でるように、薄~くオイルを塗る
※オイルを塗らない日は、乾拭きだけでOK』

  • ★ポイント
    「とにかく塗り過ぎないこと」!!これに尽きるそうです。付属のスポンジで、全体を"撫でるように"やさしく塗っていきます。よく曲げる部分にも、オイルを少し重ねて塗ってあげる程度で良いんですって。背面(手の甲にあたる部分)にいたっては、そんなに塗らなくても平気なのだそうです。
    田村さん『ご自身のグラブとにらめっこして判断してください』
    …なんだか、野球の道具というより、一緒に野球を楽しむ生き物のお世話をしているみたい!手をかけすぎず、けれど状態を把握しておくことが長持ちのヒケツのようです。

■雨の中の練習を終えたら、グラブが濡れちゃった。どうしたらいいの?

『ビショビショのまま放置してしまうと、革であるグラブを傷める原因になってしまいます。
まず、泥などの汚れを落としたら、
1.乾いた布をポケット(球がおさまる窪みのこと)へ入れる
2.さらにその上から、乾いたタオルで全体をくるむ』
※とにかく水分を吸わせます!こまめに布やタオルを換えることをお勧めします。

  • ★注意
    濡れていると、思わずドライヤーをあてたり、ストーブの前へ置いたりしてしまいがちですよね。でもそれでは、革に対してはダメージの原因になってしまいます。無理矢理乾かそうとせず、陰干しを意識した「自然乾燥」が一番!グラブが完全に乾いたら、薄くオイルを塗ってください。とのことなるほど、タオルでごしごし擦ったり温風を当てたりするのではなく、あくまでひっそり陰干しすることがポイントなんですね。

■汗をかくから仕方ないことはわかっているけれど、やっぱりニオイが気になる!

『革ですから、どうしても内部は相当ムレます。
ニオイを緩和するためには、とにかく「空気を入れること」を意識しましょう。
また、固形石鹸をアンダーソックスへ入れ、さらにそれをグラブの中へ入れるという方法もあります。
たしかに革って独特のニオイがある上に、さらに汗のニオイまで染み付いて大変なことになりがち。
少しでも嫌なニオイを和らげるため、固形石鹸、試してみる価値アリだと思います!』

■グラブの形を保つために、何かすることはある?

『受球面を下にして置くようにすること!袋にしまいっぱなしにせず、外に出して空気を入れることが大事です(ニオイ緩和にも効果アリ)グラブ袋に入れて持ち運ぶ際は、グラブにボール状のものを握らせます。ボールでなくても、新聞紙をまるめてガムテープでぐるぐる巻きにしたものでもOKです。そうすることで、鞄の中でグラブが荷物に押しつぶされるのを防ぐことができます。』

さて、前回の記事で「そういえば体育の時間に使ったグラブたちは、一つ残らずぐったりしていたっけ」と思い出す場面がありましたね。
彼らは授業が終われば、ポイポイかごに放り込まれておしまいでした。上からギュウギュウ押され、オイルも塗られずボロボロになってしまったんですね。より快適な状態で、長く相棒と付き合っていくため、日々の細やかな(構いすぎない)お手入れを心がけましょう!

  • またミズノでは、破れたグラブも修理してくれます。こんな風にいろいろ相談にものってくれますよ。

素人の質問にも丁寧にお答えくださったクラフトマン・田村さん、どうもありがとうございました。

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