なんだって!? ミズノには“模倣品Gメン”がいるらしい!
みなさんこんにちは! 発見隊の みーです。
今回は、以前に取材させていただいた『不正サイト』からの関連で、ミズノ製品の『模倣品』を撲滅するための取り組みをしている、法務部知的財産課 弁理士でもある高橋慎太郎さんのお話しを伺ってきました。
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摘発の効果は出ていますか?
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はい。工場摘発についてはミズノから依頼した海外の調査会社が調査し、製造工場を突き止め、当局に踏み込んでもらい摘発します。その場で商品の没収も当局が行い、その後に罰金刑などが課されます。悪質な場合は刑事摘発になり罰金刑だけではなく拘留など重い処罰が課せられます。複数年における摘発の結果、摘発する模倣品工場数は減少傾向にありますが、模倣品業者側も摘発されないための策をしていると考えられますので、こちらとしても常に新たな模倣品対策を模索しています。
私の生活の現実から掛け離れたお話しだったので摘発の様子を写真で見せてくださいました。
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ミズノでは商品を山積みにして扱ったりはしません!
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写真だと明らかに模倣品を取り扱っている感じが漂っていますが、これを単品で手に取った場合、社員さんは模倣品と本物の見分けがつくと思いますが、一般の人には見分けがつきますか?
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ネットショップで画面を通しての見分けは難しいですね。しかし安価過ぎる物や会社概要に住所や電話番号などの連絡先が明記されていない場合は必ず疑ってほしいです。ミズノ製品は素材や縫製の厳しい社内品質基準をクリアしたものしか販売していませんので見た目も細部にわたって雑な部分はありません。
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万が一、模倣品を購入してしまった場合はどうすればいいですか?
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先ず、警察に被害届を出していただき、消費者センターにご相談していただきたいです。誠に心苦しいのですが、ご返金や交換を当社で応じることはできません。ミズノお客様相談センターへ情報を提供していただいた場合は、次の摘発への足掛かりとして情報を活用させていただきます。摘発には厳しい姿勢で臨んでいますが、インターネットでご購入される場合は、信頼できる店舗かどうか充分にご注意ください。ミズノ公式オンラインショップや、正規の販売店でのご購入をお勧めします。お客様相談センターまでお問い合わせいただきましたら、お近くの店舗をご紹介します。
『ええもん作んなはれや』
ミズノでは創業者 水野利八の言葉を受け継ぎ、品質・性能にこだわった製品づくりに日々取り組んでいます。ミズノの商品を信じてご購入いただいているお客様のご期待に添えるように今後も模倣品撲滅に凛とした姿勢を持ち続けていきたいです。
とても穏やかで素敵な笑顔の高橋さん。『Gメン』なんて言葉は似つかわしくありませんが、その笑顔の奥には法の下にミズノの商品を守っている強さが垣間見られました。