なんだって!? ミズノには“模倣品Gメン”がいるらしい!

みなさんこんにちは! 発見隊の みーです。

今回は、以前に取材させていただいた『不正サイト』からの関連で、ミズノ製品の『模倣品』を撲滅するための取り組みをしている、法務部知的財産課 弁理士でもある高橋慎太郎さんのお話しを伺ってきました。

  • 弁理士とは…
    企業において商品の多くはブランドマークを保護する商標権、発明を保護する特許権、デザインを保護する意匠権によって保護されています。そういった知的財産に関する戦略や研究開発、コンサルティングなどの業務を法的に行い管理するための国家資格を持った専門家です。高橋さんの他にも知的財産課にはこの分野の資格を持った専門家の方がいらっしゃいます。

  • 具体的にどういったものを模倣品と言うのですか?

  • 商標権、意匠権、特許権の権利者に許可なく作られた物を『模倣品』と呼んでいます。模倣品は正規品の持つ機能・効果が期待できないばかりでなく、正規品に比べ素材や縫製面において品質が劣ります。

  • 私の日常には模倣品に触れる機会がありませんが、どのような所で流通していますか?

    • これまでの摘発の傾向では、主に中国や南米で作られたランニングシューズが流通していることが多かったです。日本国内の店頭に並ぶことはほとんどありませんが、ネットショッピングをされる方が増えた近年ではネットショッピングによる被害が増加傾向にあります。私たち知的財産課では、主な模倣品製造国や流通経路の国において、現地の税関や信頼のおける専門の調査会社から情報を得て、その国の法律に則り摘発を実施しています。また近年ではインターネットパトロールなども強化しています。

    • ↑実は、片方は模倣品なんです。手に取って見ると分かります。

  • それって…模倣品Gメンってことですよね?!

  • 面白い表現ですね(笑) Gメンって海外では隠語ですが、日本では派生語となって使われていますよね。でも、『模倣品Gメン』の方が摘発の様子がみなさんにイメージしてもらいやすいかもしれませんね!

  • 摘発の効果は出ていますか?

  • はい。工場摘発についてはミズノから依頼した海外の調査会社が調査し、製造工場を突き止め、当局に踏み込んでもらい摘発します。その場で商品の没収も当局が行い、その後に罰金刑などが課されます。悪質な場合は刑事摘発になり罰金刑だけではなく拘留など重い処罰が課せられます。複数年における摘発の結果、摘発する模倣品工場数は減少傾向にありますが、模倣品業者側も摘発されないための策をしていると考えられますので、こちらとしても常に新たな模倣品対策を模索しています。

  • Gメンによる摘発はテレビの特集で他のことを対象にしたものしか見た事がないので、ミズノ製品の模倣品の摘発ってピンとこないのですが…

  • では、最近の摘発の様子をお見せしますね!

私の生活の現実から掛け離れたお話しだったので摘発の様子を写真で見せてくださいました。

  • ミズノでは商品を山積みにして扱ったりはしません!

  • 写真だと明らかに模倣品を取り扱っている感じが漂っていますが、これを単品で手に取った場合、社員さんは模倣品と本物の見分けがつくと思いますが、一般の人には見分けがつきますか?

  • ネットショップで画面を通しての見分けは難しいですね。しかし安価過ぎる物や会社概要に住所や電話番号などの連絡先が明記されていない場合は必ず疑ってほしいです。ミズノ製品は素材や縫製の厳しい社内品質基準をクリアしたものしか販売していませんので見た目も細部にわたって雑な部分はありません。

  • 工場の摘発に至らず流通経路に出てしまった物もありますか?

  • はい、摘発のタイミングが合わず、既に商品が出荷されてしまい摘発ができなかったケースもあります。それでも各国の税関で摘発を強化しているので、国際流通はある程度食い止められています。

  • 万が一、模倣品を購入してしまった場合はどうすればいいですか?

  • 先ず、警察に被害届を出していただき、消費者センターにご相談していただきたいです。誠に心苦しいのですが、ご返金や交換を当社で応じることはできません。ミズノお客様相談センターへ情報を提供していただいた場合は、次の摘発への足掛かりとして情報を活用させていただきます。摘発には厳しい姿勢で臨んでいますが、インターネットでご購入される場合は、信頼できる店舗かどうか充分にご注意ください。ミズノ公式オンラインショップや、正規の販売店でのご購入をお勧めします。お客様相談センターまでお問い合わせいただきましたら、お近くの店舗をご紹介します。

『ええもん作んなはれや』
ミズノでは創業者 水野利八の言葉を受け継ぎ、品質・性能にこだわった製品づくりに日々取り組んでいます。ミズノの商品を信じてご購入いただいているお客様のご期待に添えるように今後も模倣品撲滅に凛とした姿勢を持ち続けていきたいです。

とても穏やかで素敵な笑顔の高橋さん。『Gメン』なんて言葉は似つかわしくありませんが、その笑顔の奥には法の下にミズノの商品を守っている強さが垣間見られました。