Mountaineering
with BG

体幹サポートウエア、バイオギア
実体験レポート in 北八ヶ岳

縞枯山のなだらかな山頂部。風が雲を押し流すと青空がのぞいた。

縞枯山のなだらかな山頂部。風が雲を押し流すと青空がのぞいた。

梅雨の晴れ間に、バイオギアをはいて、
北八ヶ岳に登ってきたぞ!

山に行くと決まればいつも以上に天気が気になるが、それが梅雨の時期ともなれば、ことさらやきもきさせられる。5月終わりの最初の計画は雨で流れた。毎日のように変わる天気予報に一喜一憂し、ぎりぎりまで粘ったが前日に諦めて中止を決めた。メンバー3人の足並みが次に揃ったのが、6月半ばの今日。直前まで一行をヒヤヒヤさせた台風は去って、青空ものぞいている。この時期にしては絶好の1日になりそうだ。

北八ヶ岳ロープウェイの山麓駅に集まったのは、登山ガイドの菅野由起子さんとその教え子の田村若菜さん、紅一点ならぬ黒一点(?)の河津慶祐さんの3人。菅野さんは、妙高・戸隠エリアや八ヶ岳、北アルプスを中心に活動する人気ガイドだ。田村さんは、菅野さんも講師を務めるアウトドア専門学校を卒業した若手登山ガイド。河津さんは東京の制作会社に務めているが、毎週のように岩場に通うクライマーでもある。山をよく知る3人に、バイオギアを穿いて北八ヶ岳を歩いてもらう。

▶ 登った仲間たち

  • 菅野 由起子

    菅野 由起子
    神奈川県出身。山好きが高じて山岳雑誌出版社、登山用品店勤務を経て、2007年春よりガイド業をスタート。新潟県上越市を拠点に、妙高・戸隠エリアや八ヶ岳、北アルプスなどを中心に活動している。
    公益社団法人日本山岳ガイド協会
    認定・登山ガイドステージIII
    http://guidekansuke.wixsite.com/kansukeyamaguides

  • 田村 若菜

    田村 若菜
    神奈川県出身。アウトドア専門学校を卒業、独立して3年目を迎える若手ガイド。新潟県妙高市を拠点に、夏は登山ガイドと子どもたちの体験学習の講師を務め、冬はスキーインストラクターとして活動中。
    公益社団法人日本山岳ガイド協会
    認定・登山ガイドステージII

  • 河津 慶祐

    河津 慶祐
    東京都出身。WEBや雑誌の制作会社に勤務。趣味の写真を撮るために箱根の山を歩いたのがきっかけで登山をはじめる。現在は山岳会に所属し、沢登りやアルパインクライミングまで、オールラウンドに山を楽しむ。前職はコーヒー業界で、バリスタの経歴ももつ。

ロープウェイで標高を稼いじゃいます。

北八ヶ岳のいいところは、ロープウェイで一気に標高を稼げるところだ。アクセスもよく、都心からなら日帰りもできる。ロープウェイ山頂駅から、いくつかのコースを選べるのもうれしい。山頂駅付近に広がる坪庭は、八ヶ岳の噴火で形成された溶岩台地。30分ほどで周回できる散策路は週末には観光客で賑わう。周囲には火山活動で生まれた池が点在し、それらを巡るのもおすすめだ。北八ヶ岳は苔の山でもあり、樹林帯の地表を覆う緑は目を癒してくれる。たっぷり山を味わいたければ、ここから縦走をはじめればいい。体力や経験、日程に応じてさまざまなプランが考えられるから、初心者からベテランまで、どんな人でも楽しめる。

今回は縞枯山と茶臼山に登り、大石峠に下りて出逢ノ辻を経て山頂駅へと戻る周回コースを歩く。コンパクトながらそれなりに歩きごたえもあり、タイツのインプレッションをするにも申し分ない。

歩き始めは坪庭の木道。山の空気、青空と新緑が迎えてくれた。

歩き始めは坪庭の木道。山の空気、青空と新緑が迎えてくれた。

南八ヶ岳を望む展望台で
贅沢なコーヒータイム

山頂駅で登山届けを提出して歩き始めた。木道が敷かれた坪庭を抜けると、左手に縞枯山荘のかわいらしい三角屋根が見えてくる。山荘は居心地がよく、コーヒーも美味しいのだが、まだ歩き始めなのでここはぐっと我慢。

雨池峠の分岐を右に、縞枯山の山頂を目指す。シラビソの森の中を直登。山頂までコースタイムでわずか40分だが、ロープウェイで一気に標高を上げて、そこからさらに急な登りだからあわてずに、体を馴らすようにゆっくり歩く。

「しんどいねー」と誰かがこぼしたが、嫌気がさすという感じではない。高山らしくひんやりした空気は体を動かしているくらいがちょうどよくて、さわやかな森の匂いが鼻をくすぐる。「でも気持ちいいね」と誰かが答えた。木漏れ日が苔を光らせている。

登山道は、まっすぐ山頂に向かっている。息が切れないようにゆっくり登る。

登山道は、まっすぐ山頂に向かっている。息が切れないようにゆっくり登る。

なだらかな山頂の先に展望台があって、ここでひと息。南アルプスは雲に隠れているが、南八ヶ岳の核心部はきれいに顔を出した。

茶臼岳がすぐ目の前に見える。登山道は、まっすぐ下り、まっすぐ登っている。鞍部から山頂まではほんのわずかなので、あっという間に二つ目のピークに立ったが、気がつけば急登と急下降ばかりだ。にもかかわらず、さほど気にならないのはバイオギアのおかげだろうか。

登山風景

①標高2230mまで、ロープウェイで一気に上がる。おかげで、東京から日帰りでも無理なく楽しめる。
②かわいらしいミツバオウレンの花。この日はほかにシロバナノヘビイチゴ、コイワカガミ、ゴゼンタチバナなど。初夏から秋にかけれはさまざまな高山植物が見られる。
③北八ヶ岳は苔の山でもある。晴れた山はもちろん楽しいが、しっとりと雨に濡れる苔もまた美しい景色。
④急登がひたすら続く。タイツのインプレッションにはちょうどいい。
⑤縞枯山の縞枯現象。はっきりとした原因はまだわかっていないが、枯れた樹木の下には幼木が育ち、山の自浄作用や木々の世代交代とも考えられている。

元バリスタの河津さんが豆を挽いてコーヒーを入れてくれた。山頂に香ばしい匂いが漂う。

元バリスタの河津さんが豆を挽いてコーヒーを入れてくれた。山頂に香ばしい匂いが漂う。

山頂を越えるとふたたび南側の展望が開ける。振り返れば縞枯山の山肌を走る枯木帯がはっきり見えた。山名の由来にもなっている縞枯れだ。木々が帯状に立ち枯れる珍しい現象で、日本ではここと日光の一部で見られる程度らしい。多くの学者が研究しているが、決定的な原因はまだ解明されていないという。

八ヶ岳特有の景色を眺めながら昼食をとる。すると、河津さんがバックパックからコーヒーミルを取り出して豆を挽き始めた。山頂のサプライズは女性陣にも好評で、山行に彩りを添えてくれた。

楽しい時間はあっという間。時計を見て、もうこんな時間かと驚かされた。撮影のために太陽が出るのを待っていたり、のんびりしているうちに思いのほか遅くなってしまったようだ。

終のロープウェイには十分間に合うが、まだ日は高いし、もう少し写真も撮りたい。それに、せっかく引き当てた梅雨の晴れ間に慌てて山を下りてしまうのは惜しい気もした。ロープウェイには乗らず、歩いて下ろうということで意見が一致する。そう決めてしまえば、ぐっと気が楽になる。わずかに引き伸ばした山上の時間を、それぞれがリラックスして満喫した。

ロープウェイ山頂駅から下は、冬はスキー場となる。ゲレンデを貫くように、これまたまっすぐに下る道はオマケというには少々長かったが、タイツのインプレションにはうってつけだったかもしれない。健脚の3人はコースタイムの半分以下で一気に駆け下りてしまった。

それでは、気になる感想を聞いてみよう。

登山風景

バイオギアの使用感は?

菅野由起子×バイオギア9000
締め付けや圧迫感、ガチッとした強さはなくて、柔らかいので膝を曲げやすいですね。歩いている時も違和感はなくて、気持ちよく、伸びやかな動きができている感覚がありました。縫い目が少ないので痒くなりにくくていいと思います。
田村若菜×バイオギア8000Ⅱ
コンプレッションのおかげか、足がすっと前に出るような感覚はありました。かといって締め付けが強すぎる訳ではなく、家から穿いて運転してきましたが気になることもありませんでした。最後の下りでは少し走ってみましたが、足がブレない感じがしました。
河津慶祐×バイオギア5000Ⅱ
コンプレッションタイツは反発が強くて、膝を曲げるのに力がいるというか、逆に疲れてしまう感じがあって使わなくなってしまいましたが、そういう感じがありませんね。縦によく伸びるストレッチ性があって、違和感なく曲げ伸ばしできるのがよかったです。

登山 DATA

北八ヶ岳(きたやつがたけ)

参考コースタイム
ロープウェイ山頂駅→【20分】→雨池峠→【40分】→縞枯山→【45分】→茶臼岳→【30分】→
大石峠→【30分】→出逢ノ辻→【25分】→五辻→【40分】→ロープウェイ山頂駅
登山アドバイス
分岐には標識があってわかりやすく、コース上に難しい場所や危険な場所はほぼない。ただし、沢状の地形を直登する登山道は、雨が降ったり濡れていたりすると滑りやすくなるので注意が必要。取材時は曇りで不安はなかった。
アクセス情報
公共交通機関:JR東日本茅野駅からアルピコ交通バス「北八ヶ岳行き」(約1時間)
マイカー:中央自動車道諏訪ICから約25km

BG SERIES

BGシリーズ

BG9000

BG9000

二重の生地を使い、サポート箇所には新開発の接着技術を採用してサポートラインを無縫製化。裾はフリーカットで、縫い代の重なりやステッチがないため登山靴を履いても邪魔にならない。リバーシブルでふたつのデザインを楽しめる。
(骨盤サポート、ひざサポート、筋肉サポート、マッスルチューニング、ダイナモーションフィット、UVプロテクション、2WAYストレッチ)

製品詳細(Mens) 製品詳細(Womens)

BG8000Ⅱ

BG8000Ⅱ

骨盤、ふともも、ひざ、ふくらはぎまでしっかりサポートするモデル。ふとももの裏側には接着パッドを配置し、運動時の余分な筋振動を抑制する。ふくらはぎのサポートプリントに反射材を配合し、夜間の視認性を高めている。
(骨盤サポート、ひざサポート、筋肉サポート、立体裁断設計、ダイナモーションフィット、UVプロテクション、2WAYストレッチ)

製品詳細(Mens) 製品詳細(Womens)

BG5000Ⅱ

BG5000Ⅱ

骨盤サポートで体幹を安定。ひざ回りはY字型のサポートラインで、左右のねじれとブレを抑えながらもスムーズな蹴り出しを実現した。シンプルなサポート機能と立体裁断、ダイナモーションフィットによる動きやすさを併せ持つモデル。
(骨盤サポート、ひざサポート、立体裁断設計、ダイナモーションフィット、UVプロテクション、2WAYストレッチ)

製品詳細(Mens) 製品詳細(Womens)

Photo by Tomoyuki OKano
Text by Toshiaki Ito