野球・ソフトボール用具規則

社会人野球 (一部抜粋)

1.投手用グラブについて

  • 1)投手用のグラブに個人名の刺繍を入れる場合、公認野球規則(1.15b)どおり、その色はグラブ本体と同色とする。なお、個人名以外にチーム名および背番号の刺繍入れも認めるが、個人名を含めそれらは親指の付け根部分1ヶ所に限るものとする。また、個人名刺繍は最長でもグラブの親指部分の半分を超えないものとする。
  • (2)投手用グラブのウェッブには、同色であれば背番号のプレス、刻印(レーザー刻印)または切り抜きを認める。ただしその大きさは、縦3.5センチ横3.5センチ以内とする。
  • (3)投手用グラブのはみ出し部の色彩は、グラブ本体と同系色で目立たないもの、もしくは革の自然色とする。
  • (4)メッシュ入りの投手用グラブについて
    • ・メッシュ入りのグラブを認める。ただし、公認野球規則3.07(a)【注】に規定のとおり、本体捕球面、背面、網は1色でなければならない。
    • ・メッシュ部分と他の皮の部分の色が異なるグラブおよび他の部分が、たとえば色褪せて本来の色を失ったり、変色したりして明らかに“二色”に変わったグラブは、上記規則に抵触すると判断し、その使用を禁止する。
  • (5)野手のグラブについて公認野球規則3.07(a)「守備位置に関係なく野手はPANTONERの色基準14番よりうすい色のグラブを使用することはできない。」を2017年度より適用する。(白系のグラブ)

2.会長承認を要しないもの

ユニフォーム等(帽子、ストッキングならびにダッグアウトに持ち込むグラウンドコートやバッグ等を含む)及びヘルメットに貼付するロゴマークのうち、会長の承認を要せず認められるものは以下のとおりとする。

  1. (1)全チームに共通して認める。
    チーム名、チーム章、都道府県名または都市町村名及びそれらの頭文字
  2. (2)会社登録チームに限り認める。
    チーム企業名、チーム企業の社章、チーム企業関連ブランド名及びそれらの頭文字
  3. (3)その他
    • ①アンダーシャツのネック部分への表示
      チーム名、個人名、背番号の表示は認める。
    • ②帽子への表示
      チーム名、チーム名の頭文字、チーム企業の社章またはチーム章、都市町村名を正面以外に表示する場合は、帽子の左横又は、後方部分のいずれか1ヶ所とする。また帽子の鍔(つば)部分には、一切の表示はできないものとする。
    • ③ヘルメットへの表示
      チーム名、チーム名の頭文字、チーム企業の社章またはチーム章、都市町村名、背番号の表示は認める。(個人名の表示は不可とする。)ただし、背番号を表示する場合は、後方部分のみに限定する。

3.会長の承認を要するもの

ユニフォーム等(帽子、ストッキングならびにダッグアウトに持ち込むグラウンドコートやバッグ等を含む)およびヘルメットについては、会長の承認を得て企業や商品等の宣伝広告に類するロゴマークを貼付することができる。ただし、以下に記載の事項に留意するものとする。

  1. (1)ユニフォームに貼付できる場所は、胸部と左袖のみとする。左袖については、1箇所に限定し、その大きさは「縦40mm×横120mm」を超えないものとする。
  2. (2)貼付するロゴマークは、全員が同じでなければならない。ただし、各競技者(監督、コーチ及び選手)の所属企業名を貼付する場合のみ例外として以下のとおりとする。
    ※貼付場所は左袖に限定する。
    ※「縦40mm×横120mm」を超えないものとする。
    ※字体及び色調はすべて統一する。
  3. (3)帽子への貼付は、認めない。
  4. (4)ヘルメットに貼付する場合は以下のとおりとする。
    ※左右どちらか一箇所に限定する。ただし、この場合、チーム名等の表示は正面部分のみとする。
    ※貼付する全体の面積は48平方センチ(縦40mm以内、横120mm以内)を超えないものとする。
  5. (5)背番号の上には選手の名前を入れることとする。ただし、ファミリーネーム(姓)とし、ニックネームは認めない。
  6. (6)プレイに支障のある内容及びデザインは認めない。
    ※光を反射させる素材によりプレイに支障があるもの
    ※野球用ボールをかたどったり、連想させるような
    ※内容やデザインが相応しくないと判断したもの
    ※その他プレイに支障があると判断したもの
  7. (7)試合中のプレイで容易に欠落するような簡素な取り付け方法は避けること。
  8. (8)主催者の決定により(各チームスポンサーとは別に)大会等に対する協賛(冠スポンサー等)や記念行事等のキャンペーンとしての統一ロゴマークを全(参加)チームのユニフォームにつけてもらうことがある。

4.不明な点、疑義がある場合は事前に日本野球連盟に照会し、必要があれば会長の承認を取り付けること。

日本野球連盟では、社会人野球で使用できる木製バットについて以下のとおりとする。

  1. ①公認野球規則「3.02 バット」によるものとする。ただし、BFJアマチュア野球規則委員会と全日本バット工業会との合意に基づくバットでなければならない。
    ※BFJアマチュア野球規則委員会と全日本バット工業会の合意に基づくバットとは、所定の位置に「BFJロゴマーク」が押印されているものである。
  2. ②前頁①のただし書きにもかかわらず日本プロフェッショナル野球組織により承認を受けているバットについては使用を認める。
    ※日本プロフェッショナル野球組織により承認を受けているバットとは、所定の位置に「NPBロゴマーク」が押印されているものである
  3. ③前頁①にもかかわらず木片の接合バット及び竹の接合バットの使用を認める。ただし、全日本バット工業会より公示されているブランドのものでなければならない。
    (全日本バット工業会加盟ブランドはJABAホームページに掲載)
  4. ④テーパ部を樹脂等で補強したバットの使用を認める。ただし、公認野球規則1.10(c)に記載の範囲内とする。また、前記①から③のいずれかに該当するものでなければならない。
  5. ⑤着色バットの使用を認める。ただし、使用できる着色バットは、日本アマチュア野球規則委員会運用基準によるものとする。
  6. 【着色バットに関する運用基準】
    アマチュア野球で使用できる着色バットは以下のとおりとする。
    ①使用を認める着色バットは、黒色、ダークブラウン系、赤褐色系及び淡黄色系とする。
    ②木目を目視できるものとする。
    ③拙劣な塗装技術を用いていないものとする。(例えば、ボールに塗料が付着するなど。)

  7. ⑥前記③によるバットについては、着色バットに関する運用基準の②を適用しないものとする。
  8. ⑦バットのグリップエンド以外にチーム名および個人名を表記することはできない。
  9. ⑧ヘルメットの着用について
    • (1)ベースコーチは、攻撃期間中、コーチスボックス内においてヘルメットを着用しなければならない。
    • (2)攻撃期間中、打者および塁上の走者は両耳フラップヘルメットを着用しなければならない。

※日本野球規則委員会の承認を要する場合があるので、不明な点があればあらかじめ、JABA事務局へ問い合わせること。