INTERVIEW原動力インタビュー

『熱意・創意・誠意』を原動力に、選手を輝かせる指導法を模索し続ける

柔道

井上 康生

さらなる発展には、従来にない新しいことを取り入れる進取の精神と伝統の継承のバランスを常に考える必要があります。そのためには歴史や今の現状を学ぶことが大切だと思っています。

選手としては2000年のシドニーで金メダルを獲得し、指導者としては2016年のリオで男子柔道日本代表を復活に導いた井上康生監督。2011年から指導者の道を歩みはじめて以来、毎日のように壁が立ちはだかるといいます。

「指導法も柔道も、私の現役当時とは違っているので難しいです。選手育成、さらには人間教育の視点でも、さまざまな苦悩や挫折、迷いを繰り返しながら選手を指導する日々を送っているというのが正直なところです」

時代が変わり、柔道も変わる中、ベストな指導法の発見&実践という高い壁を越える鍵は『バランス』だ、と井上監督。

「社会が大きく変化し、世界中で行われている『JUDO』が世界中の格闘技の複合体のようなスタイルになりつつある中、指導法も新たなスタイルに変化するのは当たり前のこと。しかし、先輩たちが培ってきた伝統を受け継いでいくことも不可欠。さらなる発展には、進取の精神と伝統の継承のバランスを常に考える必要があります。そのためには歴史や今の現状を学ぶことが大切だと思っています」

さらに、従来にない新しいことを取り入れる進取の精神と伝統の継承の両者を学び、生かすには、『熱意・創意・誠意』の3つが原動力になる。

「指導において、いかに現場で情熱を持って取り組めるかが最も大切ですし、その中で起きた失敗を成功の糧にするには創意工夫が必要。そして最後の『誠意』は、人と人のつながりや支え合う心。これ無くして今の自分はありませんから。この3つが、私が指導者として成長し続けるための原動力ですね」

これから指導者としての井上監督は何をめざすのでしょうか。

「指導者としてのゴールはまったくの暗中模索状態です。しかし、目の前の目標としては2020年の東京で、監督として選手たちを輝かせてあげることですね。全日本柔道連盟が掲げる『最強かつ最高の選手の育成』という言葉の意味を考えながら、日々の指導に取り組んでいきます」

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