INTERVIEW原動力インタビュー

華麗な泳ぎの原動力は分析力と精神力

競泳

池江 璃花子(ルネサンス亀戸)

壁を乗り越えるには、今できる練習を最大限にやるしかない。不安要素をひとつずつ消していくには、本当に初心に戻って練習しないとダメだと考えて取り組んでいます。

自由形とバタフライで活躍する競泳女子・池江璃花子選手。

2017年11月現在、個人9種目とリレー7種目、合計16種目の日本記録を保持しています。文字通り日本競泳界のトップ選手ですが、高い壁が立ちはだかることも少なくないと言います。

「2017年のシーズンは特に高い壁を感じたシーズンでした。リオで燃え尽きた感じになってしまって、日本選手権の結果も良くなかったですし、気持ちを切り換えようとしても、なかなか切り替えられなかった。満足できる練習ができなかったという気持ちが自信の喪失につながり、それが結果に直結してしまいました」

結果が出なかった原因は何か。指導やアドバイスをしてくれるコーチや親からではなく、自分自身で導き出した答えがありました。

「答えは、2つあります。ひとつは冬場の追い込みがきちんとできなかったこと。もうひとつは気持ちの切り替えができなかったことです。
世界選手権でも、泳ぐ前に『今回はメダルは厳しいかも』と思った自分がいて…。そんな気持ちで勝てるほど世界は甘くありませんでした」

冷静に壁の存在を分析した池江選手だけに、その壁を乗り越える方法も自ら導き出していました。

「実は、今壁を乗り越えている真っ最中なんです。
壁を乗り越えるには、今できる練習を最大限にやるしかない。不安要素をひとつずつ消していくには、本当に初心に戻って練習しないとダメだと考えて取り組んでいます。一度モチベーションが下がると『やっぱり無理だ』という気持ちになっていた。もっと気持ちを強く持てるようになるためにも今できる練習をがんばる、これしかありません」

壁を乗り越えるためには練習しかない、と語る池江選手。

「2020年にトップを獲ること。もちろん1つじゃなくて複数の種目でトップをめざします」

#powertoperform