やってみよう、メンタルトレーニング! ~やる気編~

2学期が始まり部活動では3年生が引退して新体制が始動した頃だと思います。新たな目標も決まったのではないでしょうか?
「目指せ!○○大会出場!」「○位リーグ昇格目標!」「○○大会入賞目標!」など目標が決まっても、選手自身の「やる気」が沸いてこないと、どうにもなりません。

さて、今回は「やる気」について指導者の立場、選手の立場それぞれのQ&Aをご紹介します。

Q1. やる気のある時と、ない時の差がすごくあるように見え、『なんなの?!』と感じます。どうすればやる気を出させることができますか?

A1. 「いつでもやる気を見せて欲しい。」そんな風に指導者は考えることが多いですよね!
すべての活動のエネルギーの源はやる気です。
選手がやる気になり、自ら考えてトレーニングに励み、行動することができれば、未来はより明るくなりますよね。
『やる気を出させたい。』『やる気を引き出したい。』
そうした考えも、もちろん大切ですが、まずは選手の「やる気を奪わないこと」をはじめるのもいいかもしれません。

指導者が良かれと思ってしている行動や関わりが、選手のやる気を削いでいる可能性もあるからです。
やる気は車でいうとエンジンのようなもの。どんなに良いボディを持っていても、エンジンがなければ走ることができません。
選手が持つエンジン(やる気)を傷つける方法はたくさんあります。

例えば、完璧を求めすぎること。
「お前はエースなんだからちゃんとやるのが当たり前だ」
「キャプテンなんだから」
というような言葉をかけると、多くの選手は指導者の思いとは反対に萎縮し、完璧とはほど遠い結果しか生むことができません。

他にも、 「あそこが悪い」「ここが悪い」 と欠点ばかりを指摘したり、「明日から頑張ります!」 と、意気込んでいる選手に対し、「どうせ3日坊主でしょ?」「いつも続かないじゃん」と伝えて、やる気を削いでしまいます。
これらをちょっとだけ気をつけるだけでも、選手のやる気の炎を維持する効果が望めます。

Q2. やる気はあるのですが、中々行動に移せません。どうしたらいいですか?

A2. 行動目標が具体的になると、より最初の一歩を踏み出しやすくなるはずです。
「頑張ります!」「全力でやります!」
といったように抽象的なままだと、行動を生み出すことが難しいので、答えを具体的にしましょう。

そのためには、
・なにを?
・どのくらい?
・いつ?
といった問いかけを活用するのをおすすめします。
・なにを頑張る?
・どれくらい頑張る?
・いつやろうか?

そう自分自身に問いかけることで、いま必要なことが見つかり、行動に移しやすくなると思いますよ。

監修 メンタルコーチ 藤代圭一氏


みなさんから藤代メンタルコーチに聞いてみたいことはありませんか?指導者の方でも選手でも親御さんでも結構です。「○○なときはどうすればいい?」質問をお待ちしてます。

前回の記事 http://www.mizuno.jp/contents/zone/column/2015/0730.aspx
「緊張を和らげるにはどうしたらいい?」
「どうやって目標をつくればいい?」
「試合で切り替えるには?」

~藤代圭一氏プロフィール~

スポーツメンタルコーチ/しつもんメンタルトレーニング代表

http://shimt.jp

日本メンタルヘルス協会基礎心理カウンセラー

全国のクラブチーム、部活動に伺い、1人でも多くの選手がその人らしく輝くために、心理面・チームづくりをサポート。
・全日本女子フットサル選手権 準優勝
・U-15 全国女子サッカー大会 全国ベスト4
・U-15 全国女子フットサル大会 全国優勝(2連覇)
・全国高等学校総合大会出場(インターハイ/サッカー)
・U-15 野球イギリス代表選手