2017.08.30.

メンタルトレーニング:レギュラー、控えの意識の違い<後編>

 
メンタルトレーニングイメージ

<保護者からのお悩み>
リーグ戦が始まってからレギュラーの子と控えの子の意識の持ち方が変わってきてしまいました。控えの子の保護者も「どうせ試合に出ないからいいや。」みたいな雰囲気になってきてしまっています。
選手、保護者、指導者が1つになって同じ目標や目的を持てるようになりたいです。

<回答>
こんにちは。しつもんメンタルトレーニングの藤代圭一です。
前号の続きを答えていきますね。

●目標を実現するために日々できる行動を考える

チームとして結果の目標が決まったら、一人ひとりが普段の生活やトレーニングでできることを考えていきましょう。

「その目標を実現するために、できることは何があるかな?」

 

・練習に全力で取り組むこと。
・たっぷりと心と身体を休める睡眠をとること。
・成長と回復を意識した食事をすること。

他にも、
・右足の技術を高める
・たくさん走っても疲れない体力をつける
・プレッシャーに負けないようにする

など、選手一人ひとりが現時点で思い描く行動を書き出してくれます。

ここで重要なポイントは
「たとえば?」 「どのように?」 「それってどういうこと?」 というように、抽象的な目標を具体的な目標設定ができるように導くしつもんをすることです。
僕ら大人も漠然とした行動目標を掲げても、いざ振り返ってみると「やったか、やらなかったか評価できないものだった」といったことが少なくありません。

「全力で取り組むってどういうこと?」 「走っても疲れない体力って10000mをタイムで計るとどれくらいかな?」 「たっぷりの睡眠って、時間だと何分くらいかな?」

 

ちょっと曖昧で抽象的な表現を、より具体的にわかりやすくするために、僕たち大人がしつもんを通じて手助けできますよね。

ここまで3つについてチームみんなで考えてきました。

将来をイメージし、チームの目標を決め、そのために自分が日々できることを考えてみると、「試合に出るか、出ないか」という基準以外の価値に目を向けることができるはずです。

 

試合に出ていても出ていなくても、日々できることを自分で決め、行動をすることによって、チームの目標の達成、そして自分の夢の実現に近づくことができます。

また、どうしても試合に出たい!のであれば、
「試合に出るためにできることは何があるかな?」 「お母さんが応援できることはある?」 と一緒に考えることもできます。

 

一人ひとり自分の夢に向かって進んでいるんだ、と実感すること。
そして、それをお互いに伝え合い、多様な価値観があることを認め合い、チームとしての共通の目標を一緒に考えることによって、徐々に、けれどグッと加速してチームとしての一体感を得ることができます。

○ポイント

選手、保護者、指導者のみなさんで「一緒に考える時間」をつくってみましょう。

はじめに
・一人ひとりの夢や実現したいことを考える 「何でも叶えられるとしたら何を叶えたい?」

次に
・チームみんなの共通の目標を考える「みんなの夢に近づく、このチームの目標は何にしよう?」

最後に
・目標を実現するために日々できる行動を考える 「その目標を実現するために、できることは何があるかな?」


みなさんから藤代メンタルコーチに聞いてみたいことはありませんか?指導者の方でも選手でも親御さんでも結構です。「○○なときはどうすればいい?」など質問をお待ちしてます。

 

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