2017.07.26.

メンタルトレーニング:レギュラー、控えの意識の違い<前編>

 
メンタルトレーニングイメージ

<保護者からのお悩み>
リーグ戦が始まってからレギュラーの子と控えの子の意識の持ち方が変わってきてしまいました。控えの子の保護者も「どうせ試合に出ないからいいや。」みたいな雰囲気になってきてしまっています。
選手、保護者、指導者が1つになって同じ目標や目的を持てるようになりたいです。

<回答>
こんにちは、しつもんメンタルトレーニングの藤代圭一です。
やる気や意識の低い、高いといったそれぞれの違いが気になり、どうすれば「チームが1つ」となって取り組めるのか、と悩むことがありますよね。

年齢や競技レベルによってもアプローチが変わってくると思いますが、「選手、指導者、保護者が1つになって」という点を踏まえ、今回の質問者さんが5,6年生ジュニア年代のサッカー指導者さまであると仮定してお伝えいたしますね。

まずは下記3つについて、選手、保護者、指導者のみなさんで「一緒に考える時間」をつくってみましょう。
・一人ひとりの夢や実現したいことを考える
・チームみんなの共通の目標を考える
・目標を実現するために日々できる行動を考える

●一人ひとりの夢や実現したいことを考える

「何でも叶えられるとしたら、何を叶えたい?」

 

そう問いかけると、子どもたちそれぞれ本当に多様な答えが返ってきます。一人ひとり、スポーツをしている理由もチームに所属している理由も違います。

「サッカー選手になりたい!」という子もいれば、「将来は、お医者さんになりたいな」「お家を作る人になりたい!」という子もいるかもしません。

チームとして目標を考える時間をつくるまえに、まずは子どもたち一人ひとりがどんな夢を持っていて、どんなことを実現したいのか。
どんな夢でも「なりたい自分になる」ための1つの手段として、サッカーに取り組んでいるんだ、という視点を忘れてはいけません。

ここでは、ぜひ、保護者や指導者の方も一緒に取り組んでみてください。
紙や付箋などに書き込んで、みんなで伝え合う時間をつくるとさらに効果的です。
そして、しつもんの答えを考える際のポイントは「自分が叶えたいこと」という視点が重要です。

「この子が変わってくれればいいのに」と僕ら大人はついつい考えてしまいがちですが、子どもたちは「変えられること」を敏感に察し、反抗します。

「子どもにもっとやる気を出して欲しい」という願いではなく、「子どものやる気を引き出せる自分になりたい」という自分視点の願いを考えてみましょう。

●チームみんなの共通の目標を考える

一人ひとりの夢や叶えたいことの輪郭が少しくっきりとしてきたら、みんなの共通の目標を考えて行きましょう。

「みんなの夢に近づく、このチームの目標は何にしよう?」
チームとしてこれが叶うと、みんなの夢に近づくよね、という視点で考えてみることをおすすめします。

それが全国大会優勝でも、地域での1勝でもいいのです。
一人ひとりの夢(目的)の実現に近づくために、チームとして達成したい「結果の目標」をイメージしてみましょう。

自分の夢とチームの目標につながりを感じることができると、子どもたちのやる気につながります。
また、子どもたち自身が多くの人の力を借りながらも、「自分たちで決める」ことによって、その後の自信や達成感にもつながります。
短時間で「とりあえず」と決めるよりも、時間を掛けて考えてみる価値がきっとあるはずです。

~次号に続く~


みなさんから藤代メンタルコーチに聞いてみたいことはありませんか?指導者の方でも選手でも親御さんでも結構です。「○○なときはどうすればいい?」など質問をお待ちしてます。

 

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